方法16 ページ16
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｢ジス、久しぶりだな｣
｢僕はよく見かけてたけどね笑｣
｢あー、うん、忘れてくれそれは｣
｢それでこれは何の呼び出し？｣
｢この前話そうとしてたこと、聞かせてくんね？｣
｢やっと聞く気になった？｣
そんなわけないだろ
てか分かってて言ってんだろこの壺
心臓バックバクだし、本能が聞きたくないって悲鳴上げてるっつーの
｢うん、まあ……｣
｢じゃあ話すね｣
あーーーー聞きたくねぇ
やっぱりやめてくれって言いてえ
かっこ悪いかもしれないけど、5年間片思いしてきた子と付き合ったなんて聞いたら立ち直れ…｢Aがジョンハンと遊びに行きたいって｣
｢は？｣
｢うん、だからAがジョンハンとデートしたいんだって｣
｢なんでジスがそんなこと……｣
｢ずっと相談受けててさ｣
｢いや、でもお前ら付き合うんじゃ…？｣
｢え、ごめん何のこと？｣
｢え？付き合うって報告じゃねえの？｣
｢そんな事ありえないよ。僕3年付き合ってる子いるし｣
｢つまり、ジスには彼女がいてAとはただの友達で
Aは俺と2人で出掛けたいってジスに相談してたって事？｣
｢うん、大正解｣
｢ごめん、お前やっぱり壺なんかじゃねえわ！｣
｢……なんの事かな？^_^｣
こんな事あっていいのか？
ていうかなんでジスに相談なんか……
いや、今はそんな事どうでもいいや
とにかくAと……って今授業中か
｢もしもし？｣
｢スンチョラ！今すぐ来い！｣
｢いやどこだよ｣
｢俺が行く！さっきの場所で待ってろ！｣
あー、やばいニヤける
俺今傍から見たらニヤけながら全力疾走してるヤバい奴だよな
いやそんなの今更どうでもいい
｢スンチョラ！｣
｢おー、聞いてきたか｣
｢ジスと付き合わないって、Aが俺とデートしたいって｣
｢うん｣
｢うんってお前、もっとあるだろ｣
｢いや、知ってたし｣
｢は？どういう事？｣
｢ジスから聞いてた。だから早くジスの話聞けって言ってたの
俺ジョンハンと仲良いし幼馴染だから相談しずらくてジスにしてたらしいな｣
｢なんなのお前らグルになって俺の反応楽しんでたわけ？｣
｢だから早く話聞けって言ったじゃねえか
二人はただの友達って言っただろ｣
｢俺どうしよまじで嬉しい｣
｢うん、そのニヤけ面だいぶキツイ｣
もしかしたらラブストーリーも悪くないかも
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作者名：チョコたん | 作成日時：2024年2月23日 16時
