方法14 ページ14
＊
｢ジョンハナー、いつまで避けるつもりだよ｣
｢放っといて｣
あれから俺は、誰が見ても明らかに避けてますよねってくらいAとジスを避けるようになった
日に日に仲良くなっていく2人を見て、当たり前に傷ついてはいるけど、もう俺には関係ないと自分に言い聞かせていた
｢お、ジスじゃん、どうした？｣
｢ジョンハン……ちょっといいかな？｣
｢あー、ごめん俺教授に呼ばれてるわ｣
タイムリー過ぎだろ。
Aの事好きなんだけど、どうしようかな？
とかくだらない相談だろどうせ
そんなの俺に相談してくるなよ壺野郎
あー、でもジスって良い奴なんだよなー。
たまに男3人で遊んだりはしてたけど、普通に楽しいし
それなりに気が合うな、なんて思ったりもしたけど
恋敵を好きになるのは難しい。Aと出会う前にジスと知り合っていれば、ライバルだな〜なんて言い合えたのかもしれない。
｢おい、ジョンハナ逃げんなって｣
｢スンチョラ、まじで放っといてくんない？｣
｢お前に悪態つかれるの慣れたから意味ねえよ？｣
｢お前まじだるい｣
｢ジスの話聞いてやれって｣
｢俺の事応援してるって言ってたくせにな｣
｢……？今でも応援してるけど｣
｢だとしたらお前はただのクソゴリラだ｣
こいつ、いつからこんなにバカになったんだ？
いや、元々か。ゴリラだし。知能低そうだし…
｢失礼な事考えたよな？｣
｢まっさか〜｣
＊
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作者名：チョコたん | 作成日時：2024年2月23日 16時
