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し｢遅れてしまって申し訳ないです｣
童｢あれれ？しのぶちゃん！｣
その瞬間しのぶの淑やかな表情が鬼の面となる。
し｢あら、また生まれて来たんですね。とっとと死んでくれません？｣
うーん、相変わらず毒舌？
『いくよしのぶ』
し｢ええ｣
『｢星の呼吸！/蟲の呼吸！｣』
私の刀は避けられたけど...
『しのぶ！ないす！』
しのぶの突きの技が童磨にヒット。
童磨は唸り声を出して少しよろめく。
し｢ほら。最後に何か言う事あります？｣
童｢俺は負けてない。だから今回は勝つんだ。｣
し｢あらそうですか。叶わなくて残念ですね。もう負けてますよ｣
と、童磨の顔がみるみる溶けていく
前世でも使ってたあれか、藤の毒
なんて思っていたら童磨は消えた。
し｢勝ちましたね。童磨が消えていく所を見えて嬉しいわ｣
『...とりあえず御館様に報告しようか。』
し｢あ、大丈夫ですよ。私が行きます。Aさん明日学校ですよね？｣
...うう、しのぶ
なんて気遣いの出来るいい子...！！！
『じ、じゃあお言葉に甘えて〜...』
さようなら、と手を振るしのぶに手を振り返す。
私は校門を出て家に向かう。
侑｢なあ！お姉さん！｣
後ろから声をかけられて思わず体が跳ねる。
え...侑君？
『ど、どうしたの...かな？君さっきの子よね？家に帰ってなかったの？』
なんてあくまでも知らないフリ
侑｢お姉さん...ゆーたらおかしいな。A｣
その瞬間、一気に鳥肌がたつ。
『な、何ゆーてんのや僕？もう暗いから帰りよ』
侑｢...あのさ、なんで隠すか俺には分からんのやけど｣
『やから隠すってなんや？私はAって名前の人も知らんけど』
とつい口が悪くなる。
侑｢...お姉さんがさっき俺を助けてくれた時、俺の名前呼んだでな...？｣
『呼んでないよ。気のせいとちゃうか？』
気のせいなんかな？と言う侑君とは別に声が聞こえる
そして背後に人の気配。
｢いや、侑が正しいよ。ほらこれ｣
見せてきたのはスマホ画面
思いっきり録音されています。
侑｢あ！ほら！やっぱ俺間違ってないやん！｣
ギャーギャー騒ぐ侑君を止める為私は全てを話す事にした。
『わ、分かったよ話すから。＿ちゃんと最後まで聞いてね？？
侑君
角名君。』
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作者名：nn | 作成日時：2020年6月23日 23時
