不登校の私は人気歌.い手として活躍しています！その9-2（通常ver）

＃375　ずっと謝りたかった。 ページ47

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『あの時のってluzくんでした？』

そう聞いた。あってるか分からなくて不安で顔を見た。

luz「うん。あんときのが深月ちゃんやったんか。全然分からんかった。」

今思ったけど深月ちゃんって呼んでくれてる…。私はそっちの方が嬉しいけど…。

『無意識ですか？』

つい言ってしまった。

luz「何が？」

『深月ちゃんって呼んでくれたの。』

聞かない方がよかったかなと思いながらも聞いてしまった。

luz「いや、こっちの方がいいんかなって。思ったんやけど。本名が良かったらAちゃんって呼ぶよ？」

気遣ってくれたのか…。やっぱり。

『いや、深月ちゃんって呼んでくれる方が嬉しいです。』

本名でもいいんだけれど……そんなに私は好きじゃないから。

luz「ならそのままでええな。そこまで気遣わんでもええからね？」

そう言ってくださった。

『弓乃家のせいでluzさんは大変な思いをしてきたんじゃないかと思うと申し訳なさ過ぎて頭が上がらないです…。申し訳ないです。』

頭を下げて謝った。あの時からずっと言いたかったこと。

luz「ええ？別に深月ちゃんが悪いわけやないんやから気にせんで。深月ちゃんはだって弓乃家の事嫌いなんやないん？今一人で住んでるってことは弓乃家にいたくないからやろ？」

そう聞かれたから今まであったことを、luzさんが翔兄ちゃんのお家に連れて言ってくれてからのことを話すことにした。

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