不登校の私は人気歌.い手として活躍しています！その9-2（通常ver）

＃368　だから誰のことも理解できなかった。 ページ39

Aside

どうしたらいいんだろうか。今回ばかりは解決しきれる気がしない。

『悠は………今からどうしたい？』

尋ねてみた。
何か、解決したいことがあるなら、少しでも力になれればいいなと思う。

悠「分かんない。これからどうしたいんだろうね。さっき家飛び出してきたから帰りにくいんだ。」

『なら家泊ってもいいよ。今日は翔兄ちゃんも、想くんもこれないからさ。悠がいいならだけど。』

そう言った。嫌なら無理やり泊めたらいけないから。

悠「でも一応帰るよ。」

それだけ言うと悠は黙った。

『………そっか。luzくんは家にいるの？』

悠「さあ？知らない。今日は帰らないかもね。」

そう言えばそこまで仲いいわけでもないし、無関心なんだっていつかに言ってた気がするな。
luzくんが。

悠「いろいろごめんね。お邪魔しました。話聞いてもらえてよかった。ありがとう。」

それだけ言うと悠は帰っていった。
………luzさん、家来てくれるかな…？

そう思ってすぐにLINEを送った。

A今日暇ですか〜?暇なら録音しません?

別に特別録音したいわけではないんだけれど、一応誘う口実がこれぐらいしか思いつかなかったから。
LINEを送るとすぐに既読がついて返信が来た。

luzええよ。なら今から行く。何の曲にするか決めとってや。

ああ。そうだった。曲どうしようかな…？
気分変えたいし明るめの曲歌いたい。

いぶくんのナンセンス文学にしようかな…？

そんなことを考えていると玄関のチャイムが鳴った。すぐに扉を開くとluzさんが来ていた。

luz「近く来とったからすぐ来れたよ。お邪魔します。」

『はい。どーぞ。先防音室行っててください。歌はナンセンス文学どうですか？』

luz「ええね。ならそれにしよう。」

『じゃ、待っててくださいね〜。』

さあ。いつluzくんに尋ねるべきなんだろうか。
ここはド直球で聞くか。それとも遠回しに聞くか。

そんなことを悩みながら考えの整理をつけてluzくんのもとへ行った。

――――――――
さあ。いい感じに進んでいますね〜。過去が明らかに〜？？？悠のお話みたいに見えますが……？実は……？まだ具体的には決めてないんですけどね〜？？？さあ。どうしようか…。←。マジで何も決めてないし何も決めてないしどうしよう…誰か私を助けて…←。

嘘です。これからの展開をお楽しみに〜。

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