#303 包み隠さずに話してしまおう ページ13
Aside
なんか触られている…。顔…。くすぐったい…。
目、開けよう。
勇気を出して開くとなんかまふまふさんがいる…。え?
『まままふまふさんじゃないですかああ!!』
あ、いや、自分で言いながらびっくりした…。
まふまふさん驚いて後ずさってるじゃん!
『あ、え、あ、っと…。なんかごめんなさい…。』
ま:「いや、いいんだけどさ…。何があったの?まだ誰にも話してないけど何かあってこんな風になってるんでしょう。」
そりゃ気になるよね。
まふまふさんが手当てしてくれたのか腕はいろいろ包帯やら絆創膏やらがたくさんあった。
手当してくださったし話さないのは何か違うか。まふまふさんには話してもいいかな?
『話しますけど想くんと翔兄ちゃんだけには絶対に言わないでくださいね?特に翔兄ちゃん。絶対ですよ?』
念押しをしておいた。
ま:「うん。分かった。誰にも話さないから。」
それなら、話すか。
それでさっきあった出来事を包み隠さず全部話した。
ま:「女の子って怖いね…。」
『それ本当に思います。私もその女の子になるんですけどね…。』
なんか女子ってホント腹の中では何考えてるか分からないっていうかさ…。
私も裏表激しい方だろうけどちゃんとその辺はわきまえてるつもり。男子と女子とで態度変えるとかしたことないし。
ま:「それは天月くんに話したら確かにダメだ。ならあの炎上してた写真も…」
『仲直りした時のやつなんです…。』
あんなことになるなんてね…。本当にネットって面倒くさいよ…。
人の前に立つってこういうことなんだろうなってつくづく痛感する。
ま:「とりあえずさ、その太ももの大きい傷の処置はさすがに僕がやったらいけないから自分でやってもらえると…。」
そう言われて少しスカートをめくってみると確かにひどい怪我が見えた。
『結構深そう…。』
もう血は止まってはいるけど動いたらまた血が出てきそう…。
とりあえず包帯を巻いて明日病院行こ。
ま:「怖かったよね。早めに見つけてあげればここまでにはならなかっただろうに…。ごめん。」
頭を下げられた。
『いや!まふまふさん悪くないですよ!誰も悪くないです。しいて言うなら私が少しは抵抗していればよかったんですから。』
ま:「Aちゃん悪くないよ。また何かあって天月くんとかSouくんに言えないことあったら話聞くからさ。」
『ありがとうございます。』
こう改めて考えると私って恵まれてるなって思うんだよね。
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華奈(プロフ) - 沙綾さん» こちらこそコメントありがとうございます。ちゃんと伝わりましたよ!こんな私の小説で泣いてくださる方がいるなんて世の中すごいですねww沙綾さんの助けになれたのなら本当に嬉しいです。辛い時の話し相手ぐらいになればぜひコメントくださいね。ありがとうございます。 (2018年11月24日 23時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)
沙綾 - 改めましてこの小説を書いてくれてありがとうございます。長文すいません。本当に本当にありがとうございます。長文失礼しました。 (2018年11月24日 22時) (レス) id: 9d50b1e079 (このIDを非表示/違反報告)
沙綾 - ること、歌い手さんの言っていたこと、一つ一つに感動しました。私と同じような体験をした人はいるんだなって思いました。語彙力なくてごめんなさい。私の言った言葉が少しでも伝わればいいなと思います。 (2018年11月24日 22時) (レス) id: 9d50b1e079 (このIDを非表示/違反報告)
沙綾 - はじめまして、さあやと言います。まだ小説を読んでいると中なのですがその途中で作者のお部屋を読ませていただきました。実は私も不登校です。私もいつも死にたい気持ちばかりでした。そこに現れたのは華奈さんです。華奈さんの小説を読んで何回も泣きました。書いてあ (2018年11月24日 22時) (レス) id: 9d50b1e079 (このIDを非表示/違反報告)
81 - 自分はこれくらいしか出来ませんが画面越しで見守ってますね笑沢山書いてしまってすみません!華奈さんもさかきちさんもお疲れ様でした! (2018年10月9日 0時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
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