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#284 ごうてい ページ38

Aside

………とりあえず車の外に出る。
外を見てなかったから最初は気づかなかったけどさ、え?
なにこれ。家?本当に家なのか?!

あ、あ、あれだね。あの〜…テレビとかでさ、よく大金持ちのさ、芸能人とかのさ、家紹介みたいなのあるじゃん。そんなの目じゃないくらいの大きなおうちがあるんですが。

いや、私さ、お父さん超有名な人だけどさ、ああれだよ。こういうの慣れてないから。
いや、小さいころに結構来たことあるけどさ、もう十年以上前の話だからね。

『こここここここ入るんですか。そんな勇気ないです。うん。私一般人なんで。こういうの慣れてないんで。』

言い訳をする。一応。

朔:「いいですから。この中におられますから。」

…………もう知らね。
てかさ、此処東京だから。ってことはさ…ここ別荘ってこと……?
え、じゃ、じゃあさ。大阪にある本家ってさ、あれか。お城か。そんぐらいデカいってことだよね。
あの〜。高層ビルとかあってそこ家とか言ってそうだよね。やばいよね。

そんなことをいくら考えててもしょうがない。とりあえず入ろう。

『あ、あ、え、あ、お、邪魔します……。』

中に入ると白と黒を基調とした部屋で私の好みだった。うん。
ここなら普通に住みたいかも。絶対住まないけど。

朔:「こちらです。」

連れてこられたのは大きそうな部屋の扉の前。
なんか嫌に緊張するな。

朔:「どうぞ?入ってください。」

『失礼します。』

中に入るとお父さんと、凌がいた。
朔は中には入らないみたい。ま、いいけど。

父:「そこに座って。」

もう少し愛想きかせや。とかつっこむ。
でもすすめられた席に座る。

『なんですか。話は。』

一応丁寧な口調で聞く。

父:「過去について少し。もう話してもいい頃だろうと思ったんだ。」

今更?
何考えてんだか。

凌:「今更ですか。」

お、なんか気が合うな。

父:「今更。」

なんか家族って感じしない。
そっけなさ過ぎるし、まずこの距離感ないでしょう。

父:「まず、二人の母親について。二人は実は双子。」

………………は?いや、展開急すぎんだろーが。
あれ?ちょっと待って。双子って何だっけ?え?え?
凌の誕生日は3月。だったよね?確か。私は7月。…え?

父:「Aの誕生日は本当は3/24。同じ日に生まれたんだ。」

いやいや、なんでや。
今までなんで隠してたんだよ。何のために?

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華奈(プロフ) - 81さん» 本当ですか?それは書いてる身としては結構よかったです。感動っていうか共感っていうか、そういうもので感情的にできたりできてうれしいです。(何を言っているのか分からない) (2018年10月1日 16時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)
81 - 290話の天月さんサイドのところで泣いてしまいました( ;∀;) (2018年10月1日 16時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
81 - いつか作者様も歌い手さんのライブに行けたら良いですね!上からっぽくてすみません(^^; (2018年10月1日 16時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
81 - イラスト、綺麗ですね! (2018年10月1日 16時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 81さん» wwwwwwそうなんですかww笑い止まんなくて困ってますwwwwwwww (2018年9月24日 11時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華奈 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月20日 15時

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