#279 あおいこなのしょうたい ページ32
まふまふside
ま:「え?」
『あ、え?いや、だから乾燥剤です。』
乾燥剤?
ん?え〜っと…。何に使うんだろう。
そ:「あ、えっと…それは何に使うもの?」
そらるさんナイス!
『え?何って…ドライフラワー作るのに使うものです。ほら。』
Aちゃんがタッパーを開いて中身を見せた。
そこには赤い薔薇が数個青い粉に埋もれているのが分かった。
『想くんからもらった薔薇です。枯れちゃうなと思ったのでそれより先にドライフラワーにして残そうかな〜って。このシリカゲルを使って作った方が綺麗に色が残るんですよ。』
あ……シリカゲルってそれか……普通に知ってた…色が明らかに青色で見慣れなかったからわかんなかったや……ww
『このシリカゲルはドライフラワー専用のものなので青色なんですけど、普通に海苔とかお菓子とかに入ってることあるじゃないですか。”食べられません”って書いてある小さい袋になんか粉みたいなの入ってること。それと同じやつです。』
あ、………そういうこと……。てっきりね、精神的苦痛から逃れようとやばい薬に手を出してしまったのかと……。いや〜怖いね!びっくりだね!
ま:「あ、そういうことか。ハハハ。ちょっと勘違いしてた。」
そ:「うん。なんかごめん。」
『???まあいいか。なら私録音してもいいですか?』
録音?何歌うんだろ。
ま:「何歌うの?」
『米津さんのLemonです。ずっと前から一人で歌おうと思ってのけてたんですよ。』
そ:「そうなんだ。ならその辺で静かにしてるから。」
『はい!』
Aちゃんの防音室は二つに分かれてて、録音するところと、スペースが広いところで分かれてるんだ。Aちゃんは今録音するところにいて、僕らはスペースが広いところにいる。ちなみに机なんかもみんなこの辺。
そ:「結構よくできてる造りだよね。よくよく思えば。」
本当にそう思う。
ま:「もともと地下室だったのを作り変えて防音室にしたとか?」
そ:「それはあるかも。」
元々建ってた家の地下を後から掘るってなかなか難しいことだろうし、元からあったんじゃないかな?なんとなくだけど。
ま:「コンクリート壁ですけど結構つるつるしてますよね。」
そ:「家に使うから綺麗にしようとしたのかな?床もだけど。」
床も多分コンクリートが張ってあって、その上にカーペット的なのが敷いてある。タイルカーペットっていうやつかな?だからコンクリートの床は見えないんだけど。
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華奈(プロフ) - 81さん» 本当ですか?それは書いてる身としては結構よかったです。感動っていうか共感っていうか、そういうもので感情的にできたりできてうれしいです。(何を言っているのか分からない) (2018年10月1日 16時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)
81 - 290話の天月さんサイドのところで泣いてしまいました( ;∀;) (2018年10月1日 16時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
81 - いつか作者様も歌い手さんのライブに行けたら良いですね!上からっぽくてすみません(^^; (2018年10月1日 16時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
81 - イラスト、綺麗ですね! (2018年10月1日 16時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 81さん» wwwwwwそうなんですかww笑い止まんなくて困ってますwwwwwwww (2018年9月24日 11時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)
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