#264 カウンセリング そのいち ページ17
Aside
そんな感じでみんなとお話してたら、私はなぜか知らないけれど、神経科の病院の先生に呼ばれて少し話をすることになった。
だからみんなとは少し別れて、翔兄ちゃんと一緒に病院の先生のところに向かった。
『別に何にも話すことなんかないんだけどね。』
あ:「まあね。それでも一応だよ。」
うん。そうだね。
翔兄ちゃんに心配かけないためにと思ったけど私は本当に話す気になれない。
多分誤魔化すだろうな。
看護師:「ならこちらへどうぞ。」
翔兄ちゃんは待ってるらしい。
ちょっとした個室になっている場所に案内された。
『失礼します。』
先生:「入ってね。」
優しそうな女の方だった。
病院の先生っていうか学校にいる心理カウンセラーの方みたいだなと思った。
先生:「初めまして。Aちゃんって呼んでもいいかな?」
『はい。』
先生:「私はこの病院で心理カウンセラーをしている山上といいます。」
やまがみさんか。
山上:「あんまり固くならなくていいよ。Aちゃんの好きなことは何?」
そんな質問されるのか。
『えっと…歌うこと、です。』
山上:「そうなんだ。どんな曲を歌うの?」
『ボカロって言う部類の曲です。』
山上:「へぇ〜。なら歌い手さんとかも好きなの?」
あ、知ってるのかな?
『はい。歌い手さん大好きです。』
山上:「私もよく歌い手さんの曲とか聞くの。どんな方のをよく聞くの?」
『そらまふとか、浦島坂田船とか、いろいろです。』
山上:「そうなんだね。私もよく聞くよ。Aちゃんも歌い手さん?」
え?分かっちゃうの?
『あ〜…はい。』
山上:「もしかしてだけど深月ちゃん?」
え?やっぱりわかっちゃう?
『そうです。そんなにわかりやすいですかね…。』
山上:「結構わかりやすい声かもしれないね。」
『そうですか。』
山上:「歌い手活動は楽しい?」
『はい。いろいろ大変なこともありますが楽しいです。』
いくら炎上とかしても楽しいものには変わりないし。
山上:「関係ないことを聞くけどさ、今のAちゃんは生きてて楽しい?」
『…………今は、楽しいです。本当にいろんな方に助けられてて、笑顔をもらえて、楽しいと思います。』
山上:「夜は寝れてる?」
『…………寝れない日の方が多いです。それでこうやって倒れてしまってるんです。』
山上:「夜は嫌い?」
『嫌いというか……苦手です。よく昔のことを思い出しちゃうから。』
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華奈(プロフ) - 81さん» 本当ですか?それは書いてる身としては結構よかったです。感動っていうか共感っていうか、そういうもので感情的にできたりできてうれしいです。(何を言っているのか分からない) (2018年10月1日 16時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)
81 - 290話の天月さんサイドのところで泣いてしまいました( ;∀;) (2018年10月1日 16時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
81 - いつか作者様も歌い手さんのライブに行けたら良いですね!上からっぽくてすみません(^^; (2018年10月1日 16時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
81 - イラスト、綺麗ですね! (2018年10月1日 16時) (レス) id: 7978039c6d (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 81さん» wwwwwwそうなんですかww笑い止まんなくて困ってますwwwwwwww (2018年9月24日 11時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)
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