不登校の私は人気歌.い手として活躍しています！その7-2（通常ver）

＃261-2　いろいろあった。 ページ14

天月side

あ：「A〜。あ、もう寝てたか。」

Aはぐっすり眠っていた。
ライブ会場についての話をしようと思ったんだけど…。まぁいいか。明日話せば。
そりゃあ今日はいろいろあったもんね。朝はだいぶ荒れてたし、Mix頑張ってたみたいだし、Souくんから告白されてたし、ね。

あ：「本当にいろいろあったな〜。」

こんなにいろいろある日ってなかなかないんじゃないかな？
坂田と朔？くんのこともいろいろあるみたいだし。

あ：「まあいいや。僕も少し寝ようかな。座って。机にうつぶせで。」

ベッドはないしね。しょうがない。
スマホでも見てたら眠くなるでしょ。多分。

あ：「おやすみ〜。」

声が返ってこない部屋にそうつぶやきながら、眠りについた。

〜〜〜〜〜〜〜〜
Aside

『ふぁ〜。おはよう。』

病院の白い天井を眺めながら思った。
私だいぶ元気なのに入院する意味って何なんだろう。今更感あるけどさ。でも何にもなかったら今日で退院だったよね？ならもう病院出られるか。

横を見ると翔兄ちゃんが机に突っ伏して寝ていた。
なんかすごく申し訳なくなったから布団をかけてあげた。

まだ朝の7時か。私にしては早起きだな。

そんなことを考えてたら扉が開いた。

『もう来たの？』

Sou：「え？うん。」

想くんは一体何時に起きてるんだ！
さすがに心配になるんだが。だってさ、昨日の夜帰ったの多分11時半ぐらいだったよ？それから家について、お風呂とか入っていろいろしてたら1時ぐらいにはなるよ？そんなんで何時に起きたというんだ…。

Sou：「天月さんは寝てるんだね。そりゃそうか。」

『うん。なんかこんな感じで寝させちゃってるのが申し訳なくなちゃってせめてだから布団をかけてあげた。今さっき。』

Sou：「そっか。Aは優しいんだね。」

優しいなんて言われるとは思わなかった。

『そんなことないよ。』

そう言えばどうせだしあの事もう言っておこうかな。

『ねぇ想くん。』

Sou：「なに？」

『まだ日程とか何にも決まってないんだけどさ、ライブ開くことにしたんだ。』

Sou：「ほんと？」

『うん。良かったらさ、ライブ一緒に出てほしいなって。』

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