不登校の私は人気歌.い手として活躍しています！その10-1（恋愛ver） (ページ36)

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＃410　僕の話…聞いてくれないかな？ページ36

天月side

もしかしてだけど寝ぼけてなんかやらかしちゃった…？

Sou「昨日、Aのことを抱きしめてAの耳元で何かを話していました。俺には聞こえなかったですけど。それからAがてんぱってびっくりしていました。そんなAに僕は怒って天月さんに嫉妬してしまいました。どうしてくれるんですか。」

あ……もしかしなくてもあれ夢じゃなかった…？横になってて傍にいたAを抱き寄せてつい本音を言っちゃった～みたいなやつ…。

天「……それはごめん…。もうそんなことないから大丈夫だよ。」

そう言って笑った。
でもSouくんはこっちを向いて

Sou「本当にそれでいいんですか？天月さんは。勿論僕はそれでもいいですけどAがずっともやもやしたままですよ？Aが天月さんを選ぶのなら僕は引きます。伝えるだけ伝えてみたらどうです？それぐらいの時間なら僕は作ります。」

Souくん……。そこまで言うなら……僕にもチャンスをくれないかな…？

今まではSouくんがAのことが好きだって気づいてたから気持ちはずっと隠してたし、Aが幸せならそれでもいいかなって、思ってた。
でも最近になってなかなか耐えられなくなってあの炎上した時に抱きしめたりしてしまった。

でも今になって知った。それは恋愛的にじゃないから。大丈夫だよ、想くん。

伝えるだけ……伝えてみるだけ……その僕の我儘一つ聞いてくれるかな…？

天「ならAが帰ってきたら、伝えてみる。いろいろごめんね。」

Sou「いえ。なら頑張ってくださいね。」

・・・・・・・・・・
みたいなことがあったんだけど……。
ちょっと勇気いるね。勇気いるどころじゃないな。心臓壊れそうなんだけど…。

天「少し……話聞いてくれる？別に答えは言わなくていいから。僕が昨日Aを寝ぼけて抱きしめたことについて。」

大丈夫。いえる。
Aはあこっちを向いてびっくりしたような表情をしていた。

天「今までというか今年になって気づいた。SouくんとAが再会してから。SouくんがAのことが好きなのはなんとなく勘づいていたし、Aが幸せになれるならそれでも僕は全然いいかなって思ってたんだ。」

そう思ってた。でも、そうじゃない。