松川サン、俺コッチ。【松川一静】

ストーリー＊05 ページ6

▽松川一静side




「……花、なに？」

「ん！？」ﾋﾞｸｯ




さっきから、ソワソワソワソワソ((ry

まぁ、予想はつくけど……。




「教えないよー。俺の好きな奴」

「…ほんとケチくせーな。いいじゃん！」

「シツコイデスヨ ハナマキサン」

「はい、ごめんなさいー。謝ったから教えて♡」

「岩泉呼んでくるネ」

「さーせん。マジでスイマセンデシタ」

「ん、よろしい笑」




さすが岩泉。

名前を出しただけで恐れられてる。

お母ちゃんの力、ハンパない。




「なんか腹へったなー」

「シュークリーム5個食べたのに？」

「シュークリームの消化は早いんだよ！」

「あ、そう……笑」




そんなどうでもいい話をしているうちに、

教室につき花と別れた。

案の定、昼休み中なこともあり、

教室には誰もいな……




「あ…」

『あ…』




……くはなかったよ、うん。

ただ1人、本を読んでいた松川サンがいた。

ラッキー。




『……な』

「ん？」

『なんで来た…んですかコラ』

「え、俺来ちゃダメだったの」




しかも、どっかの坊主くん口調だし。

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