【鬼灯の冷徹】丁の隣にいた少女 ２

第五十八話 それが幸せ ページ15

貴方「うっ…あぁぁ…でもっ…」



烏頭「…その丁って奴は、お前を恨んだりはしてないぜ。絶対」



貴方「…でもっ…！」



烏頭「大丈夫…そんな今まで辛い事を分け合ってきた関係だ。己を庇ってくれた事に悲しむことは仕方ねぇけど、恨むなんて事しねぇよ。お前のことを未だに好きでいてくれてる…」


貴方「っ…ほんっとうかなっぁ…」


烏頭「あぁ！保証してやる！」



貴方「うっ…ぐすっ…」



烏頭「…お前が丁って奴の幸せを願うなら、お前も幸せになんなきゃいけねぇよ。お互いに幸せになる、それがお前らの幸せだろ」



貴方「！」

烏頭「…A。俺たちが丁があの世にに来るまで支えになれるよう頑張るから！だから…笑っててくれ！」



貴方「…うわぁぁぁ」

烏頭「あぁぁ！より泣いてどうすんだよ！」

貴方「うわぁぁぁぁ！」


「何があったんだ！？」

「烏頭！なに女の子泣かしてんの！」



烏頭「違ぇって！！」

貴方「うわぁぁん！！」




お父さん、お母さん、丁










私、幸せだよ。









新しい友達も、家族も出来たよ。












みんな、幸せでいて。お願い。

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