第五十四話 父と娘と年頃と ページ11
「あらおかえりなさい。ねぇアンタ聞いて頂戴！うちに娘ができたの！」
「なに！？じゃあその腹は肥えたんじゃなくて二人目が…」
「違うわよ！これは肥えたもの…って！誰が太ったって！？」
貴方「まっ、まぁまぁ！」
焦りながら唐突に始まった夫婦喧嘩らしきものを止めに入るA
「…？この子は？」
「この子が今日からうちの娘になったの！元々人間だったらしいわ」
「ハァー！そんな事がなぁ…」
「だからあの世では身寄りがないの。うちで面倒を見てもいいでしょ？」
「んー…なんか突飛な話で頭が追いつかねぇなぁ…」
貴方「あっあの…A、と申します。まだ何もこの黄泉の国の事は知らなくて…不束者ですが、よろしくお願いします…！！」
頭を勢い良く下げるA
「！…逆にこんなに出来の良さそうな女の子うちでいいのか？」←
「私も今そう感じたわ」←
「まぁ！俺は構わん。今日からここはお前の家だ！そして俺はお前の父親だ！」
貴方「！ありがとうございます！」
「じゃあ御飯も炊けたし、まだ少しかかりそうだから、お風呂に入ってらっしゃい」
元々烏頭の物であろう着物や布を渡されるA
貴方「はっはい！行ってきます」
案内された通りにいくと、烏頭がいた
烏頭「あっ、A」
貴方「烏頭！本当にありがとう！私をここに招いてくれて…烏頭のお父さんにも住まわしてもらえる事を認めてくれたよ…本当にありがとう！」
満面の笑みで烏頭に言うA
烏頭「！べっ別に礼には及ばねぇよ！//」
少し顔を赤らめて、そっぽを向く烏頭
貴方「？…あ、お風呂やってくれたんだよね。烏頭先に入ったら？私が火を見てるよ」
烏頭「いやいいって。俺が見てるから入ってこいよ。お前若干雨に打たれたろ？濡れてたし、風邪引くぞ」
貴方「あったしかに…釜戸の前に居たからすっかり乾いたけどね。じゃあお言葉に甘えて、お先に頂くね」
烏頭「はいよ」
貴方「はぁ〜あったかたい」
湯船に入って安らいだ顔をするA
「湯加減は平気かー？」
外から烏頭に問いかけられる
貴方「あっ」
『ガラッ』
貴方「うん！丁度いいよ」
お風呂の窓を開けて、外にいる烏頭と目が合う
烏頭「……何で開けるんだァァ！？//」
貴方「へ？」
恥ずかしがる烏頭にAら不思議そうにそれを見ていた
第五十五話 あたたかい→←第五十三話 娘になってからの初仕事
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (12月12日 0時) (
レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ(プロフ) - コメント失礼しますm(_ _)m作品拝見させていただきました！とても面白くて繰り返し読み返しています！主さんのペースでいいので更新よろしくお願いします！更新される日を心待ちにしています＼(*⌒0⌒)♪ (2023年2月24日 18時) (レス) id: eda41cdc2e (このIDを非表示/違反報告)
風美(プロフ) - 更新ありがとうございます！！🙇♀️眼福とはこの事！！続きを楽しみにしています✨続きは楽しみですが作者様のペースで！！また来ます✨ (2022年8月28日 16時) (レス) @page29 id: 68efac024c (このIDを非表示/違反報告)
風美(プロフ) - すみません…続きを…続きを書いてくれませんか…？😢 (2022年8月17日 21時) (レス) @page25 id: 68efac024c (このIDを非表示/違反報告)
あにゅ(プロフ) - 面白くて何度も読み返してます。続きが読める事を楽しみにしていますね。 (2021年2月10日 17時) (レス) id: d1aebefc6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉希 | 作成日時：2017年10月13日 15時
