【d！】メンヘラ製造記録書【合作短編集】

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｢相も変わらず、優しいですね｣『部長が降格して喜ぶ様な醜い女でも？』
｢それすらも、愛してますから。
そもそも、醜くありませんし
ウチからソトまでとっても綺麗で素敵な方ですよ
貴女は｣

『もう、照れるなあ。さっ、話は後にして早く行くよ。待ちくたびれちゃった』
｢はい行きましょうか｣

『⋯あ、そうだ。エーミール。』｢はい？｣

『あの時、有難うね。エーミールが居なかったら、私、今頃この世にいなかったかも
エーミールのおかげだよ
愛してる』
｢物騒ですねぇ⋯
私のおかげではありません、Aが頑張っただけです。
はい、俺も、愛しとるよ｣
『まさかあの街コンマスターでDTのエミさんがねぇ⋯彼女もちなんて⋯』｢悪かったですね！！｣
『ンははッ！悪いとは言ってないもーん』｢もう⋯｣

悪戯気に笑う彼女、女神様。
そんな貴女と付き合えて幸せです。
やっと、本当の、幸せいっぱいの笑顔を見れた


＿神様は、



真実に気づけますか？

＿＿???＿＿

誰もいない暗い部屋
シュレッダーから、散り散りになった紙を掬い出し、目を細め、口角を上げ、頬を紅潮させる。
歪んだ顔を浮かべながら、そっと紙を撫でる

この紙が、元はAが一生懸命作った大事な書類だったなんて
今でも昨日の事のように思い出せます
『エーミ、ｯル、書類⋯無くなった⋯どう、しよ⋯また、あの子達？⋯怒られ、ちゃう⋯大事な物なのに⋯！』

この紙も、彼女が触れたんですよね？
あぁ、なんて神々しい
素敵だ、彼女が触れた物すらも愛おしい
でも、こんな紙きれ如きが、彼女に触れられる何て、烏滸がましい
不敬だ。彼女は神様なのに

あの男だって、神様と付き合うなんて⋯失礼にも程がある。
少々脅したくらいで彼女を罵倒するなんて⋯
まあ、言えと命令したのは俺だが
彼女を泣かせるなんて、彼女に暴言を吐くなんて
許される事じゃない
死をもって償ってもらった。

あのメス共も、彼女に対して何て不敬な振る舞いだ
ハゲ(部長)も

どう痛めつけてやろう?


写真の中の彼女に問いかける
｢女神様、どんな罰がよろしいでしょうか？拷問もいいかもしれませんね
本間⋯簡単に依存してくれて、有難うな｣

彼女も、不敬な奴らを罰せれて、幸せになれて
喜ぶだろう。いや、そうに違いない。

｢もっと、もっともっと愛を下さい｣
貴女以外からの愛はいらへん
君もそうやろ?

＿さて、明日も頑張りますか
女神の為に俺の為に。

だって俺は⋯⋯




＿＿君の神様やもん

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