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彼の表情の違いに。
いつもの余裕そうな笑みとは違い、まるで怒り狂った獣のような顔をしていることに。
その変化に驚いていると、彼は私の手を掴んで店を出た。
『痛⋯ちょっと⋯⋯!!』
無言のまま歩き続ける彼を必死に追いかける。
そして人気のない路地裏に入ったところで立ち止まった。
gr「A⋯⋯俺のこと好きだよな?」
『え?』
突然何を言っているんだろうと思った。
確かに好きだと思ってしまったことはある。
でもそれはあの日のことで⋯⋯。
今は違う⋯なのに。
gr「じゃあ、どうしてあいつといたんだ?」
『⋯⋯は?』
意味がわからなかった。
そもそも、私が誰と一緒に居ようが関係ないはずだ。
それなのにどうしてこんなことを聞かれているのだろう。
gr「俺はずっとAのことを見ていた。」
『な、どういうことですか⋯⋯。』
恐る恐る聞くと、彼は答えた。
gr「Aを見つめていた。」
『⋯⋯え?』
頭が混乱する。
どういうことだ?見つめられていたって⋯⋯一体いつからだ?
gr「俺はずっとお前が好きだった。⋯⋯愛している。」
そう言いながら私の腰を抱き寄せてくる。
そして首筋に顔を埋められた。
gr「他の男なんか見るな。俺だけを見てろ。」
『ひっ⋯⋯やめっ⋯⋯!』
恐怖で震えると、いきなり唇を奪われた。
強引に舌を入れられ、口内を荒らされる。
息が出来なくて苦しい。怖い。
誰か助けて⋯⋯!
そしてその日は結局、彼の家に連れて帰られた。
次の日、会社に行くと、昨日の出来事について質問攻めにあった。
そして何故か私達が付き合っているという噂が流れていた。
否定しても信じてもらえず、そのまま私は会社を辞めることになった。
あれから3年が経った。
私は彼とは別の人と結婚をした。
しかし、夫には浮気をされている。
毎日のように夜中まで帰ってこないし、たまに帰ってきても会話がない。
だから逃げるように家を飛び出した。
gr「⋯ようやくだな。A、俺はお前のことだったらなんでも知っていると前に言ったな?」
前のように抱き寄せられ唇を奪われる。
⋯ただ今は、どこか彼に委ねてしまっても構わないかと考えてしまう。
だってもう⋯⋯疲れてしまったんだもの。
この苦しみから逃れられるなら⋯⋯それでいいのかもしれない。
私は彼の胸に顔を埋めた__
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かな(プロフ) - みかん畑さん» ありがとうございます!皆様本当に素晴らしい作品をお作りになりますよね!私も実は楽しみにしてます (2022年7月14日 7時) (レス) id: 849b27ce88 (このIDを非表示/違反報告)
みかん畑 - コメント失礼します!作品が凄く好きで見るたびに私はニヤニヤしてます! (2022年7月13日 23時) (レス) @page10 id: b9db204dbc (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 宮 村 。さん» ありがとうございます!!後の参加者様はもっともっと素晴らしい作品をお書きになるので是非最後まで見てくださると嬉しいです! (2022年7月10日 10時) (レス) id: 849b27ce88 (このIDを非表示/違反報告)
宮 村 。(プロフ) - 初コメ失礼致します!! もう好きすぎてやばい作品です(( (2022年7月9日 23時) (レス) @page4 id: e0cd2bb1c0 (このIDを非表示/違反報告)
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