【WT】歓楽街のワンナイト【ホストパロ】

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限界オタクなのは分かっているけれども、それを本人にバレているのは恥ずかしい限りだ。まあ、彼等が居る所でオーナーに給料を半額要らないと言った記憶もあるからもう既にバレているのだろうけれど。

ちなみに前というのは先週の土曜日、給料日だったのでその日に暇そうな白尾の1人であるきりやんさんを指名させて貰ったのである。
あのドヤ顔のきりやんさんは多分もう見れないだろうし、後に皆にぼこぼこにされていたらしい。私の指名は別に高くも何も無いけれど。ピンドンを買うつもりもないし、シャンパンなんかも買わないし、もう本当に細客の極みである。

それなのに此処まで指名を争っている白尾って一体私に何をしたいのだろうか。金は残念ながら無いが……。なんて思っていると、「Aさーん、そろそろ厨房入ってください」なんて言われた。


「じゃあそろそろお仕事なので、失礼しますね」

「あ、ちょっと待って」


きんときさんに呼び止められてどうしたのかと思えば、急に抱き締められる。急にきんときさんの優しい香水の匂いがして心臓が高鳴る。


「き、きんときさん……！？」

「【ぶるーく】ばっかり狡いって思ったんだよね、ずっとさ。天然キャラに見せかけて下心ありでぎゅってするし、キスだって普通にするし。ねぇ、ぶるーくが良くて俺が駄目な理由ってある？」

「いえ……そんなコトナイデス」

「ふふ、めっちゃカタコトじゃん」


だってBroooockさんはふんわりした弟みたいなものだと思っていたから。きんときさんはまるで彼氏のような距離で少し恥ずかしくなる。


「じゃあ、また。頑張って来るね」

「は、はい……」


満足したのか上機嫌なきんときさんから逃げるように私は厨房へと走った。
私の仕事はお酒が不足していないか、そしてもし足りなかった場合誰が買いに行くか、そして会計をしに行ったり、痛客や出禁になる客が居る場合は速やかに退場させる。そんな役割だ。

ちらりと厨房から見える窓できんときさんを見ると、どうやらお茶引きは出来なかったようで、枝の子を落としてシャンパンコールをしているのにドン引きする。その直後にアルマンド・グリーンを一本、と言われたので急いで用意する。

他の酒と比べてまだ良心価格だが、10万は超える。きっとこれは将来きんときさんの太客になるだろうな、なんて思いながらきんときさんのテーブルの方へ持って行く。

3→←1

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

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X

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西 - この方角に福があるはずです

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