86話 ページ39
せりなside
『ちょ、ほんとにどこ連れてくのさ!』
涼介の家を出てきて向かったのは式場。
控え室に入り、鏡の前に座らせる。
ひ「メイクの前にこれに着替えてね笑笑」
ひかりがそういい、ウエディングドレスをAに渡す。
『へ?!これ…』
ひ「いーからさっさっときがえる!」
そう言われ、10分後、Aが出てきた。
Aの手をひき、メイク台の前に座らせ、メイクをする。
『これ、ほんとに…ねぇ、二人とも!』
ひ「大丈夫。だよ。この為に準備してたんだから。」
メイクを一通りおえ、鏡に映る自分にぼーっとするA
「とっても…綺麗よ。さ、王子様が待ってる。行きな笑笑」
そう言ってAの背中を押す、
『…ありがと…二人とも…っ』
ひ「泣いちゃダメ!せっかくメイクしたんだから!ほら!」
そう言ってひかりが控え室の外へ連れてく。
それと入れ替わりに大貴が入ってきた、
大「ほんとお節介。良かったの?譲って。」
「あんたもね。譲るも何も涼介の隣はAしか居ないもん笑笑それに私、結構前に振られてるしね笑笑」
大「は!?いつ?!」
「内緒!さ、私らも行こっか笑笑」
そう言って式場へと向かう
私が涼介を諦める事出来たのは大貴のお陰だと思う。
ドキドキして胸が苦しい。涼介と話してる時には感じなかった感情。
これがもし、恋なら…きっと…
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作者名:さくら | 作成日時:2017年11月6日 17時