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84話 ページ37

Aside



テレビを見たあと、みんなで涼介くんの家に泊まることに。








まぁ、たまたま見たのが涼介君の家だったからなんだけど。








お酒とかも呑んで皆が寝てるのを確認してベランダに出る。








ベランダから部屋を見るとみんなが寝てるのが見えて懐かしいなと思ってた。









ちょっとの時間しか過ごしてないけど……皆とはほんと楽しい時間しか過ごしてない笑笑








『…大切な人は居るの?って聞かれる度にね、あの日を思い出すよ。何度も話した夢はまだずっと遠くてでも、追い続けてるよ。君がくれた思いこそ僕にとっては生きてく証♪』








涼「A?」







『涼…介…君…』








ふと歌ってると流れる涙。私、いつからこんなに脆くなっちゃったんだろ…






涼「その曲…もっと聞きたい…聞かせて?笑笑」








私の涙を指で掬い、ニコッと微笑む涼介君。







顔に熱がのぼってくのがわかる。
涼介君はいちいちカッコよすぎるんだよ…






『…Dear、今日のきみは明日のきみは笑ってますか泣いてますか。僕の声、そこに届いてますか?もう、今日の僕も明日の僕も君しか…胸の真ん中にない…♪…涼介君…!あのね…』






また涙が出てきて見られたくないから下を向きながら涼介君の方を向くと抱きしめられた。

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作者名:さくら | 作成日時:2017年11月6日 17時

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