73話 ページ26
Aside
目が覚めるとそこは病室だった。
あれ？と思いつつ、ナースコールを押そうと身体を動かすと激痛がはしる
あ、そっか…私、…私達、あの3人押して…
パサッ
そんな音がして音がした方へ視線を向ける
涼「A……？」
驚いたような泣きそうな顔をしている涼介君
『…涼…介君…ごめっ…？！』
ごめんね。そう言おうとして勢いよく、抱きしめられる。
涼「…A…A…良かった…」
そう言って泣く涼介君の背中に腕をまわす
涼「俺、聞いた…病気…治ったって…ごめん、一人で戦わせて…ごめん…」
そう言ってきついくらいに抱きしめられる
病室の入口付近にお母さんが居るのが見えてああ、話したんだ…って思った。
『私こそごめんなさい…黙っていって。戻ってきても話さなくて…涼介君…会いたかった…』
涼「ん。俺も」
『本当は不安で…怖くて…あの頃がすっごいたのしくて…戻りたくて…私はまだ涼介君が好き…私の事…涼介君は嫌いだろうけど…』
そう言って涙が零れる
涼「バカ。俺も好きだよ。これまでもこれからもすきっつっただろ？」
頭をなでてくれる涼介君。
それだけであんしんして目を閉じたらまた眠ってしまった
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作者名：さくら | 作成日時：2017年11月6日 17時
