60話 ページ13
ひかりside
『よろしくお願いします!』
そう言ってせりなの手をとったこの子。
この子の仕草や抱きついた感覚、それに笑った顔、オーラがAにそっくりで…
Aとこの子は別のはずなのに…
頭の中ではわかってるのに…
どっかでAはまだ生きてて私たちに会いに来てくれたんじゃないかとかおもってしまう
麻「…では、次はレコーディングの様子見て見ましょう。案内してあげて?」
せ「…あ、はい。Aさん、こっちだよー」
そう言って案内するせりな。
やっぱり、せりなもAと重なってるのかな…明らかに目が戸惑ってたもん…
レコーディング室
そう書かれた扉をあけ、中へ入ると
侑「あれ?どうしたの?」
「あ、ちょっと見学に笑笑」
中でどうやら曲の割り振りをしていたらしい侑李が声を掛けてきた。
良く見るとその後ろの方には大貴と涼介がなにやら真剣な顔で歌詞をもちながら話してるのが見えた。
『何か大変な時におじゃましちゃったみ……』
Aさんが私の方に来てそう言う…そしてある一点を見つめ固まった。
「Aさん…?」
『…はっ…ご、ごめんなさい!私、ちょっと…』
そう言ってレコーディング室から出てく。
侑「何だったの??一体…」
そう言って首を傾げる侑李。ちょっと可愛いかも…
ふと涼介の方を向くと扉の方を見つめていた。
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作者名:さくら | 作成日時:2017年11月6日 17時