59話 ページ12
Aside
麻野さんに連れられてやってきたのはレッスン室だった。
麻「丁度、新曲のレッスン中みたいです。覗いていきましょうか笑笑」
そう言って扉を開ける。
せ「雲間から零れてる白い光が夜に忍び込む…♪」
ひ「不思議なの…来たことない場所なのに…何故、とても懐かしい…♪」
入った途端、二人の世界に惹き込まれる。
麻「この二人は世界観を売りにしてますから。」
麻野さんがそうゆったのが聞こえた
そして二人の方を向き、静かに目を閉じると何故かあの頃を思い出す
ひ「この世界から消えてしまいそうな星が最後に強く輝いている…♪」
せ「眩しすぎてあなたも私もまた夜空に吸い込まれてゆく〜♪」
ほんっといい曲…
閉じていた目をそっと開く
ひ「…君が新しく入る子?ん!可愛い!」
『わぁっ!?』
そう言っていつの間にか目の前にいたひかりが抱き着いてきた
ひ「こんな可愛い子が入ってくれるなら大歓迎!…あれ?なんだろ…この匂い、どこか懐かしい…」
ベシッ
せ「…辞めなさい…えっと、初めまして。Aさん?よろしくね笑笑」
そう言って手を出すせりな
その様子を見るひかりも手を出すせりなも私の知ってる頃より大人っぽくて
もし、自分が海外に行ってなくて持病も無かったら一緒にいれたのかな…
そういう自分勝手な考えが…気持ちが不意に浮かぶ
『あ、よろしくお願いします!』
手をとって微笑む
48人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくら | 作成日時:2017年11月6日 17時