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「なぁ、ってことは神ちゃんは俺のことまだ大好きってことでええの?」

と嬉しそうに確認してくる恋人。
この野郎、ニヤニヤしやがって。
もうこの際だからはっきり伝えといてやろう。





「当たり前やん、しげのアホ!!なかなか会われへんくて毎日寂しかった!!!」

「俺ももうとっくにしげがおらん人生ってなんか考えられへんのに、」

「もうしげは俺相手じゃそういう気も起きひんのかと思ってショックやった。」

「俺はしげが好きやの!大人の男とか年相応の男とか、そんなんが好きならそもそもしげ選んでへんわ!!」

「寂しいから、我慢なんか二度とせんといてほしい。」




勢い余って思ったことを全て口にしたが、重岡はそれを聞いてもなお嬉しそうに笑っている。





やっぱり好きだな、と思った。
改めてちゃんと目を見て伝えようと決意し、大きく息を吸って重岡に向き合う。


「今回は完全におれが悪かった。ごめん。
素直になれへんくてしげのこと不安にさせたのは俺のせい。
しげの優しさに甘えて自分の気持ちを言葉にするの怠ってたわ。
今回の件で反省した。」


「神ちゃん……。」


「ほんまごめんなさい。
俺しげのこと大好きやで。」


「神ちゃん!!!!
俺も、神ちゃんが甘え下手なの分かってたのに。自分がどうやったら神ちゃんに嫌われへんかに囚われ過ぎてた。
神ちゃんが好きでもない人とずるずる付き合うような人じゃないって分かってたのに。ごめんな。」


「仲直りってことでいい?」


「まぁ喧嘩もしてへんけどな!」


なんて笑っているしげに今度は自分から抱きつく。
これこれ、しっくりくる。





なんて考えていると重岡からキスが降ってきた。



あぁ、幸せだ。本当に良かった。


ホッとしたのか涙が止まらない。
重岡がキスをしながら拭ってくれるが、追いつかない程の涙が溢れてくる。




「ごめん神ちゃん。もう泣かせへんから。」


「ほんま頼むわ。」


「これからは何倍も幸せにするから。」


「俺も幸せにする。2人で幸せになろう?」


「なんか…プロポーズみたいやな。」


「じゃあそういうことで」





恋人同士のような関係で
夫婦のように永遠を誓いたい

これからも、いつまでも





Fin
 
 
 
 

初恋が返ってこない→←8



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作者名:なーー | 作成日時:2023年1月8日 1時

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