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「俺な、友達としての神ちゃん大好きやねん。居心地もいいし、癒されるし、人として大好きで。告白の前までは、この先も今のまま仲良くおれたらいいなって漠然と思ってた。

でもな、今日初めて友達じゃなくて、恋人になったとしたらって目線で神ちゃんのこと見てん。神ちゃんもきっと無理に男友達を演じずにたくさん甘えてくれたやん?

俺さ、今までの生活に、可愛い恋人の神ちゃんが組み込まれたらすごい幸せやなって思った。

ここまでせんと分かへんかったアホでごめん。

俺と、付き合ってくれませんか?」




「…しげ。こちらこそ、よろしくお願いします!!


っうわ!!!!」




今この瞬間に俺の恋人になった神ちゃんをギュッと抱きしめる。

勢い余ってそのままベッドに2人で倒れ込んでしまい、ホッとしたのも相まって笑いが止まらない。



「くっくっくっ」


「お互いこういうの慣れてへんからなー」


「あー、緊張したわー。」


「…俺は今も緊張してんねんけど?」


「…ほんま可愛いよな、神ちゃん」


「へ、、」



可愛いという言葉を聞いた途端真っ赤になる顔



「もうずっと可愛いな、とは思ってたで?ただ男の人を恋愛対象として見たこと無かったから、付き合うとかそこまで意識が辿り着いてなかっただけで。」


「…そんなん!俺やって、しげが初めてやもん。
男の人好きになったの。」


「あー…あかん。神ちゃん。あんまり可愛い発言してると危ないで?俺さっきからずっと我慢してるから」




と、神ちゃんの太ももに自分の息子を押しつけてみると、ガバっと起きあがり俺のものを凝視して固まってしまった。



「待って、そんな見んといて!!
ズボンの上からとはいえ、はずい!!」


なんて笑っていると、



「…しげ、ほんまに?これ、
ほんまに、俺でこうなったん?」


なんて泣きそうな顔して確認してくる。

そっか、まだ不安やったんかな、



「うん、ほんまに。
なんなら手繋いだ時から怪しかった。
ハグして神ちゃんの匂い感じた瞬間とか暴発しそうでやばかったで?」


「……あかん、夢みたい。嬉しい…」



と泣き出した神ちゃんが愛おしくて。





「キスは、してええの?」


「…うん、してほしい。」


「神ちゃん、好きやで」


「俺も。大好き。」






…Fin
 
 
 
 

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作者名:なーー | 作成日時:2023年1月8日 1時

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