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「焼肉か、中華か、和食か。何がええ？」
「神ちゃん、今焼肉食べたいから真っ先に焼肉って言うたやろ？焼肉にしよか！」
「え！！なんでバレたん。恥ずかし、」
照れていると伸びてくる手。
染めたての頭をポンポンと軽く撫でて
「俺が一番神ちゃんのこと分かってるから、かな。
……髪の毛かわいいな。似合ってるよ」
と大好きな優しい顔で微笑んでくれる
「っ！！ありがとう！！！」
嬉しい！！嬉しすぎる！！！
可愛いって褒めてくれた、しかも頭ポンポンのスキンシップ付き！
やばいやばい、！
しかもそのまま頭の上から離れない手、
しげのことを見てみるけど無言でこちらを見ていて。
なんだかよく分からないけど、頭を撫でられるのが気持ち良くてそのまま目をぎゅっも細めてしまう。
わんちゃん撫でてる感覚なんやろな！来世はしげのペットとして生まれるのもええなぁー
なんて思いながら幸せに浸っていると
ふにっ
唇に柔らかいものが触れた。
…え？
びっくりして目を開けると真剣な表情でこちらを見ているしげ
何が起きた…？
「え、えっと…いま、しげ」
「ごめんキスした」
はい？何を言っているんだ？
キス、した？え、俺しげとキスしたん？
夢？何が起きてるん？
「それ、まじで言ってる？」
「うん」
しげを見ても一切冗談を言っているような顔ではない。
むしろ、なんやろ、視線が熱い。
聞くしかない。
「そ、それは、なんで？」
するとフッと男の顔をしたしげ。
「なぁ神ちゃん、ご飯やめておれん家こーへん？
答え合わせ、しようや」
Fin
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作者名：なーー | 作成日時：2023年1月8日 1時
