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「もっと、もっと強くギューしてや!」


「もう、神ちゃん!!かわええ!!何?今日甘えんぼさんやん!!」



そう言いながら強く抱きしめてくれたしげごと、一緒に後ろに倒れる。





「正解!今日は甘えんぼでワガママな気分やねん!」


「…これのどこがワガママやねん、ご褒美やん、」


「じゃあ遠慮なく。早くチューしなさい。」


「ふふふ、姫、喜んで」



たくさんキスをしながら合間に「かわいい。好き、神ちゃん、かわいい」と愛を伝えてくれる。

疲れや寂しかった気持ちがどんどん回復していくのが分かる。これを求めていたのだ。




深くなっていくキスに意識がふわふわしだした頃、


「なぁ神ちゃん、」

「、ん?」

「…ご飯、お風呂、それとも俺、どれがええ?」

なんて聞いてくる。もうこの幸せなテンションのまま乗り切ってしまおうと覚悟を決めて


「しげがええ、」

なんて勢いでエイッと言ってしまった。
今日は恥ずかしさよりも、しげとくっついている幸せの方が勝ってしまったのだ。



もう一度深く深くキスをされ、唇が離れる頃には獰猛な肉食獣のように鋭い眼光に射抜かれて動く事もできない。


「ベッド、行こか?」

「連れてってほしいな、」

「ほんま可愛い。途中でお腹空いても止めへんから」

「じゃあ、しげのでいっぱいにしてな?」


なんて煽ってみたら見事に効き目があったようで。
ふわっと身体が持ち上がった。

あぁ、好きやなーなんて思いながら寝室のドアを開けるのだった。





Fin
 
 
 
 
 

君がいてくれるから→←2



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作者名:なーー | 作成日時:2023年1月8日 1時

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