不登校の私は人気歌.い手として活躍しています！その2 (ページ11)

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＃56　こらぼのさそいページ11

天月side

『もう大丈夫だって。元気だから！翔兄ちゃん仕事あるんじゃないの？』

あれから家に帰ってきて、Aの部屋で話をしていた。

天「ここでやるから大丈夫。それよりもまずAの事の方が心配。」

Aは大丈夫って言ってるけど大丈夫じゃないのは目に見えてる。だっていつもの元気っていうか頭のネジが一本外れたようなテンションじゃないんだもん。しかも心なしか表情に影がある気がする。

『わかったよ。おとなしくしとくから。』

Aは昨日一日中寝ていて、今日の朝目覚めた。つまりAが学校に行った日は今日から考えると一昨日ということになる。皆で集まった日は四日前ということになるからね。

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Aside

翔兄ちゃんのことはあきらめて、スマホをいじっていた。

『あ、Souさんからコラボの誘いが来てるよ！やった！』

Sou良ければコラボしてもらえませんか??

Aぜひ!!本当に光栄です!昨日は助けてくださったみたいで…。本当にご迷惑をおかけしました。

Souいえいえ!元気そうで良かったです!コラボ、体調がすぐれないようでしたらもう少し後でもいいですよ?

Aありがとうございます!でも明後日で全然いいですよ!暇すぎるので!

Souじゃ、予定通りでお願いします!

まじか。最高だ。

『翔兄ちゃん？』

声をかける。

天「なに？」

『明後日Souさんとコラボの歌ってみた録音するから。』

一応ね、聞いてみておく。

天「外には出たらだめだよ。本調子じゃないんだから。また倒れるかもしれないし。」

『翔兄ちゃんは心配性すぎるよｗｗ』

天「そりゃ心配するよ。大事な妹みたいなもんなんだから。」

妹、か。

『じゃ、Souさんを家に呼ぶよ。』

天「それならいいけど。Sou君は家知ってるの？」

……どうだろ。多分知らないよね。
ちょうどいいタイミングで玄関のチャイムが鳴った。

『誰か来た。』

天「ちょっと見てくる。」

『ありがと。』