紅一点は今日も元気いっぱい！【ARS】 (ページ24)

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22話ページ24

「嵐の皆さん、入りまーす！」

「よろしくお願いしまーす！」

カメラマンの要望に合わせて動くとフラッシュが連続で光る。

「～♪」

「え？A、その曲…」

「ん？あ、ごめん。無意識に口ずさんでた。いい曲だよね？今度の新曲」

「今朝もらったばっかりなのに、もう覚えたの？」

「うん！覚えるの大好きだから！！」

「Aは聞いて覚えちゃうから、１日もいらないよね？」

「ふふん！半日あれば充分！！」

「え～、いいなぁ。羨ましい！」

「数時間で覚えるってどんだけだよ…。結構難しいと思ったんだけど…」

「さすがというかなんというか…」

「これなら振り付けも覚えられるんじゃない！？」

「Aなら一日あれば大丈夫だと思うよ？」

「そうかな？ダンスはブランクあるけど、頑張るよ！」

「むふふ。うんと難しいものにしなきゃね」

「お兄ちゃん、酷いよ！」

雑誌の撮影が終わって楽屋へ戻る途中も私は無意識に口ずさんでいたみたいで、お兄ちゃんはニコニコしてたけど、他の皆はポカンとしていた。