おとなりさん ２【宮近海斗】

you ページ4

さっきからめちゃめちゃ笑ってる
宮近くんと元太くんは
私たちにフリートークしろ
みたいな雰囲気を出してきて
会話を助けてくれなくて

それに全然ついてけない私ともう1人の男の子

すごい整ってるから印象深くて
たしかに見覚えのある顔で

『、、お元気ですか？』

はじめましてではない訳だし
なんて話しかけていいかわからなくて
そう声をかける

松「あっ元気です、、どうも、、」

お互い正座でかしこまりながら
どうしていいかわからなくて

『ねぇ！宮近くん！元太くん！助けてよ！』

松「そうだよちゃか！元太！
黙ってんなよ！」

その雰囲気に耐えられず
助けを求めると

元「やっばっ笑
コミュ障じゃん2人とも笑」

やっと元太くんが口を開いてくれたけど
宮近くんはまだ声を発さずに笑い続ける

松「いやいやいや、、」

『これは、どういう集い、、？
ダブルブッキング的な、、？』

元「いやこれは宮近が全部悪い笑」

「なんでだよ笑」

『宮近くんーーー？』

笑いすぎてほっぺが痛いのか
両手で頬をぐにぐにマッサージしてる
宮近くんを睨む


「いや松倉も立石さんも
誰々くるよ〜って言ったら
絶対遠慮して来ないじゃん？
だから強引パターンにしてみた笑」

松「いやそれよくないよ？」

『うん、ほんとによくない』

そう意見が合った私達をみて
また楽しそうに笑う宮近くんと元太くんにつられて
私たちもやっと笑い合う

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