おとなりさん ２【宮近海斗】

宮近side ページ8

松「ねぇ2人の事話してんだけど！」

松倉が肯定も否定もしない俺らに

不思議そうな顔してそう聞いてくる

「だってよ笑」

『えっなんですか』

肩で立石さんを小突いて話をふると
まじで他人事だと思ってたっぽくて
びっくりした顔で俺を見る

元「Aちゃんは〜
ちゃかの彼女なの〜？」

多分俺に聞いても
照れてちゃんと答えないのを知ってるのか
元太が立石さんを覗き込むように尋ねる

俺から元太に視線を移した立石さんは

『ちょっと、宮近くん！』

俺に助けを求めるように
またすぐ俺を見る

「なに笑
言えばいいじゃん笑」

『なんて？』


「彼女ですって」

立石さんにそういうと
それを聞いてた元太が

イエーーーーーイ！！

と俺と立石さんをまとめてハグしてきて

元「めっっっちゃうれしい！！
まじでうれしいわ！！！」

そのまま2人とも元太に押し倒されて
3人で床に崩れ落ちる

松「おい俺も入れろよ！」

倒れ込んだ俺たちを
羨ましそうに覗き込む松倉に
3人で笑いながら体を起こす

「入りたかったんだ？笑」

松「喜びは分かち合いたいじゃん」

『そんな喜んでくれるなんて思ってなかった、、』

そういう立石さんは
笑いすぎてなのか
それともまじで不安だったのか
ちょっと涙目になってて

元「なんで！
めっちゃ喜びだよ！！」


元太は不安そうな顔してる立石さんの肩を
ぐわんぐわん揺らしながら
満面の笑顔を見せて
つられて立石さんを笑わせる

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