おとなりさん ２【宮近海斗】

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私の顔が赤くなるようなこと言っておいて
眠気が限界に来たのか
机に頬杖をついて
ついに目を閉じちゃった宮近くん

なんども頬杖から顎が落ちて
机に顔をぶつけそうになってるのを
元太くんと松倉くんと笑いながら観察して

宮近くんにはあんまり聞いたことがなかった
みんなのお仕事について
2人から教えてもらったり
元太くんと松倉くんの変なノリに
笑わされたり

私達がいくら笑ったりしても
起きない宮近くんに

元「ちゃかねちゃったし
そろそろ帰るー？」

松「だなー」

『帰っちゃうの？？
終電なくない？？』

松「タクシー呼ぶ！」

元「まつくら泊めて〜」

松「しょーがねーなー」

うちと割と近いらしい松倉くんちに
元太くんも泊まるらしく
嫌なふりしてるけど嬉しそうな松倉くん

急に帰る準備をしだす2人を
机の空き缶を片付けながら目で追ってると

元「めっちゃ寂しそう笑笑」

私の顔を見て指差して笑う元太くん

『急に静かになっちゃうな〜って』

松「じゃあAちゃんもうちくる？」

『私秒でお家帰れるのに？笑』

元「その積極性
ほかの女の子にも使えよ笑」

松「だってAちゃんは
ちゃかの彼女さんだから！」

『もう壁ないもんね？？』

松「ない！全然ない！」

そんな話をしてると
思ってたよりもすぐタクシーが来ちゃって
2人を玄関まで見送ってバイバイして

全く起きない宮近くんがいる静かな部屋に
一人で戻る

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