怯えた姫とイレブン～君と歩む未来の扉～ (ページ6)

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第4話ページ6

雅「はい。そのまさかです。あの日は、この桜ノ宮邸へ桜ノ宮財閥の一族が集まる日だったので、お嬢様とご両親もやってくる日でした。ですが、その日お嬢様は、高熱を出してしまっていたため、ご両親はお嬢様を執事やメイドに任せて、予定通りお車でこちらへ向かいました。その時に悲劇は起こったのです。」

鬼道「…道中での転落事故か」

雅「鬼道様のおっしゃるとおりです。あらかじめ何者かの手によって、ブレーキがかからないようにされていまして、お嬢様の家が建てられた場所から横へ行きますとすぐに見える崖から転落してしまわれたのです。」

鬼道「そんなことが……でも、それとAが外に出ない理由、どう関係が？まさかその何者かに狙われている…なんてことは、ないですよね？」

雅「そのまさかです…実は、その事件を調べてくださっていた鬼瓦さんから、こいつは影山が絡んでいるかもしれん…と言われまして、もしかしたらですが、影山様がお嬢様を狙ってこられる可能性も…すてきれませんし。」

鬼道「まて！何故影山が！？桜ノ宮財閥も影山と何らかの関係があったのか！？」

雅「そこの響木様はご存知でしょうが、桜ノ宮美夜様(Aの母親)は、イナズマイレブンのマネージャーをされていらっしゃいました。」

鬼道「影山は、マネージャーにも手を出すのか！！」

響木「何てやつだ！美夜さんにまで手を出すなんて！！」

円堂「でも、影山が相手なら俺達がAを守りながらなら外へ行けるんじゃないか？」

鬼道「そうだな。ここには、影山に狙われても対抗できる奴がいっぱいいる！どうだ、Aも外に出てみないか？」

あ「でも…」

円堂「大丈夫だ！！俺達がいるんだ！！守ってみせる！！」

あ「しょうがないですわね…いいですわ」

雅「お嬢様！やっとお外に出られるのですね！」

あ「えぇ！！雅、着替えますので雷門の方々を別室にお連れして！」

雅「かしこまりました！皆様お部屋へご案内いたします。こちらへどうぞ」

全「はい！」

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着替え終了

あ「お待たせしました」

円堂「いや、別にいいぜ！」

あ「それで、外と言ってもどちらへ連れだしてくれるのですか？」

円堂「河川敷だぜ！」

夏美「ところで貴方学校には通ってるのかしら？」

あ「いいえ、家庭教師がいるので学校へは言っていません。」

夏美「それなら雷門に来ない？パパには私から話しておくけど？」

あ「雷門ですか？パパって？」