怯えた姫とイレブン～君と歩む未来の扉～ (ページ11)

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第9話ページ11

あ「…いいわよ。つまりこれは、副会長用の制服だったのでしょう？」

夏未「えぇ。それから、サッカー部に入らないかしら？」

あ「わかってるわよ。サッカー部には、入るわ。第1に、サッカー部以外にどこに入れるのかもわからないもの。」

夏未「それもそうよね。わかったわ。今の監督は」

あ「ふふ…伝説のイナズマイレブンGK響木正剛でしょ？」

夏未「あら、知っていたのね。」

あ「当然よ。」

夏未「そろそろHRが始まる頃だからクラスに案内するわ。」

あ「はい。」

夏未「湊さんは、授業が終わるまでこちらで待機していてはいかが？待機中に調べ物なども出来ますから暇は潰せると思うけれど？」

湊「そうですね。では、そうさせて頂きましょう。」

あ「湊、行ってくるわね。」

湊「いってらっしゃいませ。」

ガラッピシャンッ

夏未「Aさんのクラスは、2ー1よ。私と同じクラスなの。」

あ「えぇ、わかったわ。」

夏未「ここよ。担任の先生は、市川瑞希(いちかわみずき)先生よ。私が入った後、先生が貴方を呼んだら、入ってきて。」

あ「了解。」

ガラッ

夏未が席につく。

市川「夏未さんが席につかれたところで、転校生を紹介します。入ってきて」

ガラッ

男「かわいい～」

女(あの制服は、リボンとスカートがピンクだから、生徒会副会長！？)

あ「初めまして。桜ノ宮Aと申します。転校生と言われていますが、学校に通うのは始めてですので、わからないところが多いと思いますが、宜しくお願い致します。」

市川「桜ノ宮さんの席は、鬼道くんの隣です。」

あ「分かりました。」

スタスタ

あ「有人くん、これから宜しくお願い致します。」

鬼道「あぁ、それから普段通りに喋ってくれ。」

あ「あら、そう？それじゃあ、普段通りに話すわね。」

鬼道「あぁ。」

市川「それじゃ、質問タイムにしましょう」

全「はーい」

女1「ねぇねぇ、桜ノ宮さんって鬼道くんの知り合いなの？」

あ「はい。親の都合でもありますが、幼少の頃に一緒に遊んで頂いておりました。」

女2「ねぇ、桜ノ宮さんって学校に通ってなかったのよね？どうして？」

あ「Aは、家庭教師に教えて頂いておりましたので、学校へは行ってなかったのです。有人くんに学校へ行ってみないか？と言われて雷門へ来ました。」

男1「なぁなぁ、桜ノ宮さんってどの部活に入るんだ？」

あ「有人くんと夏未さんが入っているので、サッカー部に入ろうと思っておりますわ。」