274.禁句 ページ43
宙サイド
ん〜‥‥とりあえず。
凛ははるちゃんに任せるとして〜‥‥
冬也「‥‥どういう事だよ‥‥
俺‥‥聞いてねえよ？！」
宙「まぁまぁ落ち着いて〜？ね？
あんまり怒ると‥‥老けるよ？」
冬也「‥‥‥‥怒ってるのの9.5割は
お前のせいだけどな‥‥！」
え？俺そんなに冬也を怒らせてる？？
冬也「‥‥きちんと説明しろよ、」
‥‥と言われても。
俺の一存で冬也に伝える訳にもいかないし‥‥
宙「はぁ‥‥‥‥よく聞けよ‥‥
‥‥俺には無理だわ☆」
冬也「‥‥‥‥はぁぁぁあ？！？
いやなんでだよ！！
宙が知ってて磨瀬さんも知ってるみたいだし！
俺だけ仲間外れかよ？！」
‥‥いや、そんなつもりないんだけど‥‥
宙「‥‥ねぇ冬也。
姉ちゃんからさ、聞いたことある‥‥？」
冬也サイド
宙「‥‥ねぇ冬也。
姉ちゃんからさ、聞いたことある？
＿＿＿＿妹、花の話‥‥。」
は、な‥‥？
そんな、話‥‥
冬也「知らない‥‥と言いたいところだが。
話は聞いている。
‥‥名前は初めて知ったが。」
姉さんに妹がいた‥‥。
俺が来るもっと昔の話らしいが。
俺は、養子だ‥‥。
オヤジさん、‥‥宙の父に当たる
俺の育ての親が、俺を引き取った日にぽつりと漏らした
"うちの女の子は呪われている"＿＿＿＿
深くは考えたことは無かったし、
俺を実の子と同じくらいしっかり育ててくれたおやじさんや、可愛がり、技術を教えこんでくれた姉さんたちに不満あるわけが無い。
だから特に‥‥
深追いしたことは無かった‥‥。
冬也「‥‥それがどうしたっていうんだ。」
宙「‥‥あれ？聞いてないんだ？
花の死因‥‥」
冬也「‥‥いや。」
‥‥その話はうちではタブー‥‥
誰もが無言の了解で話さなかった。
まぁ、俺も聞こうともしなかったけど。
過去のことに縛られて、生きていくのが悪いことだ、ってのは、俺がいちばん知ってるから。
宙「そっか〜‥‥うん。
なら、‥‥冬也にはまだ早いかな！」
冬也「‥‥おい、宙‥‥」
‥‥真面目に答えろよ！！
そろそろ‥‥怒るぞ‥‥？
宙「あ＿＿＿＿ｯ！とーにゃ?!
暴力反対ｯ＿＿＿＿!」
とーにゃって呼ぶな＿＿＿＿ァ！！！！
(冬也→とうや＋にゃ=とーにゃ by命名宙)
という訳で‥‥
このクソガキ‥‥いや訂正、
宙の方が年上だ‥‥。
くそ大人への制裁‥‥
グリグリを宙にしていた時‥‥
宙冬也「「＿＿＿＿あ、」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
