【暗殺教室】元浅野君の妹で業の彼女 (ページ41)

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272.呪言ページ41

カエデサイド
『‥‥ねえ、雪村あかり。』

カエデ「‥‥!!」

いきなり凛は私のことを本名で呼ぶ。
長らく忘れさせるようなあの名前で。
ゆっくりと1度目を閉じ
開いた目は‥‥

怪しいほど赤く輝いていて＿＿＿＿

『ねぇ、復讐はしたくない‥‥？
あなたの姉を殺したヤツに。
貴方の担任に＿＿＿＿』

いつもの凛‥‥じゃない
ポツポツと話す言葉には
まるで呪いを込められているように
私の心を縛り付ける‥‥

『あら？初めましてだったかしら？
あたしの名前はユキ。
＿＿＿＿"ねぇ？貴方はどうなりたい？"』

ふふふ、と笑いながら私に手を差し伸べてくる

どう、なりたい‥‥？
いつも触手が私に問うあの言葉‥‥
私はいつものように返してしまう

カエデ「殺し屋になりたい‥‥」
『‥‥そう！
なら、ターゲットは殺さなきゃ
‥‥そうでしょう？

＿＿＿＿何をノロノロとしているの？
貴女はどうしたいの？』

カエデ「‥‥私の手で、殺す‥‥」

‥‥そのとお、りだ‥‥
私は凛の‥‥いや、彼女の手を掴む

『‥‥！
貴方ならそう言ってくれると思ってたわ！
さぁ、力は既に持っているんでしょう？
使わなくてどうするの‥‥！』