109-過去編- ページ20
坂田先生は、いろんなことを話してくれた。(ほぼ一方的に)
満「僕にもね、彼都くんと同い年になる息子がいるんだけどね。」
満「僕は桃が大好きなんだ。」
満「学校とか、勉強だるかったなぁ。公民とかの授業ほんと嫌いやった。」
先生は、関西の人らしく、たまに訛る感じが土佐産まれの俺には心地良かった。
満「…それでな。うちの息子はまだ将来の夢も考えんと…彼都くんには、将来の夢、ある?」
将来の夢、か。
「…にいちゃんは、デザイナーって言ってました。」
ぁ……、先生は、俺の将来の夢を聴いたのに。
「ぁ、僕…は…えっと、…
満「…そっか!お兄さんはデザイナーなんやね!かっこいいなぁ。」
「っ!…はい。かっこいい、です。」
満「あ、笑ったな。」
へらり、と俺を見て笑う先生。
「…へ、」
満「彼都くん、さっき笑ってくれた。僕はな、彼都くんの笑顔を増やすのがお仕事やから。…お兄さん、好きなんやな。」
「…はい。」
満「よし。僕はそろそろ戻るね。また明日お話しにくるよ。これから、彼都くんの笑顔がちょっとずつ見れたらいいな。……お休み。」
時計をみると22:40。
「お休み、なさい。」
"また明日"…。
121人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉陽都 - こういうの好きやわ 更新頑張ってください! (2019年6月2日 16時) (レス) id: c00fa09598 (このIDを非表示/違反報告)
ルーカス - サボっても大丈夫ですよ!ゆっくり自分のペースで頑張って下さいね! (2019年3月30日 14時) (レス) id: 19b9e559cc (このIDを非表示/違反報告)
花奈 - ルーカスさん» あ、誤字ですっ!『今週一週間はサボってました。』ですw (2019年3月28日 1時) (レス) id: 4a6af0e7fe (このIDを非表示/違反報告)
花奈 - ルーカスさん» ありがとうございます(感動)いや、一週間ふつーにさぼってました。すみません!頑張りますっ (2019年3月28日 1時) (レス) id: 4a6af0e7fe (このIDを非表示/違反報告)
ルーカス - 取り上げられるのつらいですよね、、、まぁ、ゆっくりで良いので更新頑張って下さい! (2019年3月26日 7時) (レス) id: 19b9e559cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花奈 | 作成日時:2019年2月23日 22時