この恋の行方は (黒)

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店員『こちらのお席をご利用ください』と
奥の個室へと案内される。

安田さんが予約してくれてたみたい。

私が靴を脱いで先に部屋の奥へ入ると


次に入ってきた安田さんは……





横『なんでヤスそっちやねん！！こっちやろ！』

安『ええやんか〜。一人じゃ寂しいやんなぁ？』


安『それとも横ちょがこっち来るー？』


横『俺はここでええから…』


と私の向かい側に横山さん

『じゃあ僕ここ〜』と私の隣が安田さん



横『とりあえずビールでええかな？』


安『ええよ〜適当におつまみ頼んで〜』


と言われ注文する横山さんを見て


安『横ちょは優しいねんで♪』



横『いらんこと言わんくてええから！』



さっそくビールが届いて…
安『ほな、今日は沢山飲みましょ〜。かんぱーい♪』


「お疲れ様でーす♪」



初めての三人でちょっと緊張してたんだけど
お酒がすすむにつれてそれもなくなってきた。


時間も経ってきて結構飲んじゃったかも…



安『ていうかさ〜そろそろ安田さん呼びやめへん？』


「じゃあ何て呼べばいいですか？」


安『章ちゃんとか？』



「いきなりフランクすぎません？(笑)」



安『でも呼び方で関係性も ぐっと近づくやんなぁ？より仲良くなれるもん♪敬語もいらんて』




「もう癖になっちゃってますもん〜」




安『じゃあ慣れてこ〜そしたら横山さんやなくて、裕くん？きみくん？』




「きみくん？」



横『横山 裕って芸名やねん。侯隆が本名なんやで』



「そうなんだっ！………きみくん♪」




横『きみくんはあかんて！』



安『きみくん照れてるー(笑)』




「裕くん？」


横『…まだいける』



安『まだいけるって何？(笑)』



「じゃあ〜…裕くん、章ちゃん〜♪」




安『はーい♪』





横『Aちゃん酔ってるやろ…』




「えへへ」


安『楽しいなぁ〜♪』




あかん、Aちゃん結構酔ってるわ
ヤスのやつ飲ませすぎやねん！

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