呪言使いの苦悩 ページ25
Aが野球をしたいって気持ちも仲間と戦いたいって気持ちもよく理解出来る
でも今僕がここで止めなければまた無茶をすることは目に見えていた
あの呪霊が現れた時、あれ以上無茶をしたらAは確実に失明していた
どうしてAがああなったか考えれば
僕が先に限界だったから?
Aが弱かったから?
Aは後者を選ぶだろうけど確実に前者だ
守るって約束したのに、先に倒れるなんて有り得ない
血涙を流しながら最後まで戦い抜いたAは手を伸ばせばすぐ消えてしまいそうなくらい儚い
『もっとやれたはずなのになぁ』
目薬をさしながら呟くA
"君はよくやれたよ"
"強くなったねA"
そんな言葉が投げかけられたらどれだけ良かったか
伸ばしかけた手をぐっと握る
自分がおにぎりの具を言って1つ1つを汲み取って理解してくれるA
そんなことをせずストレートにそのまま言葉を伝えるにはまだ自分自身の努力が必要だと思った
自分の思いは伝えてはいけないし伝えても叶わないものだと自分に分からせようとしていたのにAといるとその気持ちに蓋なんてできっこなかった
でも今そんな気持ちを伝えてしまえばAは混乱して僕と距離をとるだろう
だから今は自分ができる精一杯のことを君にしてあげたい
棘「おかか」
『え?手のひら?』
棘「めんたいこ!」
『す』
『き』
『!これ昔2人で考えた思い伝える方法だよね?!も〜!!!私も大好きに決まってるじゃん〜!!!!』
さっきまで暗そうな顔してたのに、嬉しそうにニコニコするAを見て口元が緩む
すき、それが君と別の思いでもまだいいんだ
いつかお互いの呪術がなくなった状態で本当の思いを伝えれれば
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める(プロフ) - ハイキュー!!さん» コメントありがとうございます〜!更新頑張ります! (2021年2月24日 1時) (レス) id: 9aa3d5b17c (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 更新楽しみです☆待ってま〜す☆ (2021年2月24日 0時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:める | 作成日時:2021年2月23日 2時