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三角岩の下に隠されたふたつの思い ページ12
イレブンSide
三角岩の下には、僕とAの本当のお母さん、エレノア王妃の手紙と、テオおじいちゃんの手紙、旅立ちの祠の扉を開く魔法の石があった。
カミュ「…っ」
A「っう、ふぐぇっ、ひっく」
カミュは唇を噛み締め、Aは泣いていた。
イレブン「…ありがとう二人とも。魔法の石も気になるけど、その前にデルカダール神殿へ行こう。
…もう、大丈夫だから、さ」
大丈夫じゃないけど。
カミュ「本当に大丈夫なんだな?」
イレブン「…うん。」
これ以上二人に迷惑をかける訳にはいかない。
カミュ「分かった、俺はお前の言葉を信じるぜ。A、泣きやめ。お前の兄貴は大丈夫だって言ってる。ほら」
カミュがとん、とAの背中を押し、Aは僕に抱きついた。
A「無理しちゃだめ、だからね、お兄ちゃん…」
イレブン「うん、うん、ありがとうA」
僕は早くこの子が安心するように、背中を優しく撫でた。
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作者名:( ˙-˙ ) | 作成日時:2018年1月14日 22時