【相澤消太】相澤先生は生徒を好きになりました【ヒロアカ】 (ページ15)

今日:12 hit、昨日:12 hit、合計:83,926 hit

――― ページ15

.

俺は一旦教師としての立場から今は離れる事にした

Aが帰りたくないと言った時点で理性は飛んだ

きっとこれからも悩ませることは沢山ある

泣かせてしまうことだってあるだろう

だが、Aは俺の傍にこれからも居て欲しいと思っている。

もうそれ以外考えられなかった。

『相澤先生...っ』

今までに聞いたことのないAの甘い声。

気づいた時には助手席の椅子を倒してAを押し倒していた。

深く何度も唇を重ね、たまに俺の名前を呼ぶAが愛おしくてたまらなかった。

「今日帰らないんだろ？」

もう帰すつもりはない

『帰らないです』

可愛くてついつい頭を撫でてしまう。

幸いにも今日は金曜日。

「お前の家、外泊して大丈夫なのか？」

『私の両親今海外で仕事してるので誰も居ないんですよね』

「なるほど」

『だから外泊し放題です！任せて下さい！』

さっきまでの泣き虫とは違い今はおちゃらけで笑っているA。

「やっぱお前笑ってる時可愛いな」

『嬉しいっ』

とりあえず俺の家に向かおうとした時、一旦家に帰って泊まる準備をしたいらしく結局家に送ってく事になった。

家の前で待つのは流石に見られた時にまずい

近くのコンビニで待つことにした。

『お待たせです』

車に乗り込むAは髪をまとめキャップを被りマスクをつけていた。

『一応誰かに見られたらまずいですもんね、私って分かりますかね？』

「いや、大丈夫だろ」

いつもはおちゃらけの馬鹿だがちゃんと周りに合わせて気を使えるやつなのは間違いない。

今度こそ俺の家へと向かった。

.

.