【相澤消太】相澤先生は生徒を好きになりました【ヒロアカ】 (ページ2)

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『相澤先生～!! 今日こそは自主練に付き合って下さいお願いしまァァァァァァすっ』

職員室に入って来ては深々と頭を下げるA。

またか...かれこれ断って一週間が経つ。

「やだね」

『んなっ！？最近ちょっとコツを覚えたんですよ！見てくれるだけでも』

「仕事が溜まってるんだ。分かったらさっさと帰れ」

机いっぱいにある資料を指さし諦めさせようとしたのだが

『わかりました手伝います。』

ったく。諦める事を知らねぇのかこいつは。

「ならこの資料を教室に運ぶのを手伝え」

『了解です』

そのあとも教室で資料の整理などを手伝って貰ったが俺は自主練に付き合う気は更々ない。

個性は己で磨いて結果が出るもんだ。

『相澤先生～資料全然減らないんですけど』

「もう放課後なんだから帰っていいぞ」

『いや、まだ手伝います』

「もう少ししたら帰れよ」

『はーい』

と言いながらもこいつは手より口をよく動かすやつだ。

自分の夢の話や、俺に質問など、ずっと話してる

『相澤先生って彼女居ないんですか？』

「いねーよ何だよその質問」

『何ででしょうね。私は早く恋愛がしてみたいです！もし好きな人が出来たら話聞いて下さいね』

未来を想像するわくわく顔。

なんかちょっと可愛い...

って何考えてんだ俺は。馬鹿か。馬鹿だな。

『相澤先生聞いてますか？』

「あ、なんだ？」

『今の話聞いてなかったとかショック！』

やっぱりこいつはうるさいヤツだ。

可愛さとか気のせいだ。

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