【銀魂】好きにならせていいですか？【神威】 (ページ4)

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【34】この時は今だけページ4

～神威side～

俺が語りかけても

一向にAは離す素振りを見せない。

貴「…んんっ、し…んすけ…？」

威「…ハァ、また…ソイツの名前なノ？」

Aから高杉の名前が出るだけで

気分が悪くなった。

　

さっきまで、アホ毛がピョコピョコ動く程に

俺の感情は高ぶってたのに、

今のアホ毛はシュンと垂れている。

　

威「…そんなにさ、高杉が好きなノ？」

その綺麗な声で

俺の名前だけを呼んで欲しい、と

何度願ったことか……。

　

　

やっぱ……叶わないのかな、俺の願いは。

　

敵わないのかな…高杉には………。

°

°

°

そんな事、考えて

ショボくれていた時だった

Aの口からその言葉が出たのは。

貴「…かむ、いさん。神威…さんっ」

何度も、何度も……

俺の名前を呼ぶ。

　

　

それと同時に

俺の目が開いていくのが分かった。

アホ毛もピョコピョコ動いてる。

威「…何だヨ…。そんなに俺の事を

本気にさせたいノ＾＾？」

貴「…好、き………っ」

威「―――――――？！！//////」

……な…っ、なななっ、今なんて？！

　

…す、『好き』？？

　

　

ビックリして目を丸くすると

目を開けていたハズのAが

眠りに就いるのがみえた。

　

　

………寝言、なんだヨネ…？？

　

それには……

気持ちが込もってナイんだよネ…？？

　

　

　

………でも、その言葉……………っ、

　

　

今は……

　

　

　

　

今だけは、

　

　

　

本気にしてもイイよネ……ッ？///

　

　

　

俺は、その言葉を信じて

　

Aを抱き返した……。

　

　

　

　

　

…このまま、この時が続けばイイのに……ッ

　

　

　

このまま、Aを連れ去る事が出来たらイイのに……！

　

　

　

　

　

そんな中、感情をぶちまけながら、

　

　

　

俺はAに

　

深い………

　

　

　

深いキスをした。

　

　

　

　

　

……そのまま、俺は眠りに就いた………