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【33】期待に胸を膨らませ ページ3

〜神威side〜

Aが俺の服を掴んで離さないんで、

隣で寝ることにした。


 

スースーと、規則正しい寝息を立ててる。


花が綻ぶような、可愛いらしげな顔をして


 

……反則だろ、その寝顔は…っ、


 


俺はAの頭をひと撫でした。


すると、ニンマリと口角を上げ

嬉しそうな表情をする


 

ソレが余りにも可愛いくて、


つい、壊したい衝動に駆られる。


 


その感情を抑えようとはするも


どんどん溢れ出てくる……


 


 

我慢が効かなくなって、


優しく、触れるだけのキスをAに落とした。


 

威「…俺がこんなになったの……

Aのせいだからネ…?」


自分でも思う。


 


Aと出逢ってから


 

俺の中の何かが変わった、と…


 


 

前はこんな女娘、平気で殺せたのに…。


 


 


大切なモノなんて


 

自分にはないと思ってたのに…。


 


 


色々、コイツに変えられたんだよナ


俺は……。


°

°

°


ふと、我に返ると


隣で寝てるAが起きているのに気づいた


威「……A?起きたノ?」


俺が話しかけても


応えることはなく、


虚ろな状態で此方を見ていた。


威「…A?聞いてる?」


頬に手を添え


そのまま擦るように撫でる。


 

すると、驚いたことに


Aが俺に応えるようにして


手に顔を擦り付けてきた。


 

それはまるで、猫が甘えているかのように見えた…。


目を閉じて、「…ん…んんっ…」と


可愛いらしい声を漏らす。


 

寝ぼけてるのか……??


だから、こんなに素直なノ…?


 


 


 


 


 

感情が暴走し、


Aを抱き寄せようとした時だった……


 


 


目の前の光景に、夢でも見てるかの様な気分になる。


 


 


 


俺が抱き寄せるより早く


 

Aは俺に抱きついていた。


 

威「?!!…A…どうかしたノ?!」


抱きついてくれたなんて、嬉しすぎて


自分のアホ毛がピョコピョコしているのが


嫌と言うほど分かった…。

【34】この時は今だけ→←【32】虚ろな夢


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設定タグ:銀魂 , 神威 , 高杉晋助   
作品ジャンル:恋愛
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みーたん - めっちゃ良かった( v^-゜)♪ (2017年10月26日 21時) (レス) id: 17491d2162 (このIDを非表示/違反報告)
桜姫(プロフ) - すごいっす。いや、マジで。 (2013年2月12日 4時) (レス) id: 523a3b31e8 (このIDを非表示/違反報告)
桜姫(プロフ) - 面白かったです。つづき、めっさ気になります! (2013年2月11日 6時) (レス) id: 523a3b31e8 (このIDを非表示/違反報告)
mami - この話大好き☆(>∀<)/ (2013年1月31日 17時) (レス) id: 688eee4f44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:◇輝◇ | 作者ホームページ:   
作成日時:2012年11月30日 23時

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