【刀剣乱舞】傷ついたカミサマ(幼)、救います。 (ページ6)

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2-6　愛「俺の家族だ。手はださせねぇ！」前田「絶対に守ります！」(末っ子な子たちの本気) ページ6

乱「役人さん♪ボクと乱れてみる？」

信儂「あはは。人の言葉が通じてないみたいだね？」

後藤「人じゃないなら、斬っても主はよしとしてくれんだろ…？」

ボク以外の短刀たちが臨戦体形に入ります

全員が刀を握ったまま動かないことで、役人の動きを牽制しています

つまり…

今「琥珀、主さまたちの元へ走ってください！！！」

「ｯ行かせ((ｼｭ…っ…この鼠どもがぁ！！」

琥珀にそう告げたと同時に、博多の短刀が脚をかすりました

ﾌﾝ…役人がこう動くくらい、丸わかりです

『……な、あ、、兄…さ…！』

今「琥珀！？」

でもこれは非常事態。琥珀は一歩も動きませんでした。

『…かぁ…さ……に、さん……ゃだ……やだ…また……

ｯちがう！今度は、ボクが、家族を守るんだよ___！！』

何かをうち払うように叫んだあと、ｷｨｨｨｨﾝと刃を交えたような鳴き声が耳に入ります。

刹那、ﾊﾞｧｯと視界が真っ黒に染まり上がりました。

そのあと、身体に広がる下に引き寄せられるような重力。

でも身体のしたに、暖かくて、ふわふわした手触りがあって。

耳元では、矢が風を斬るような音が…

今「…ここは…」

黒いかたまりの上。そこにはいつもよりずっと近い青空が広がっていました。

今「琥珀……ですか？」

黒いかたまり…羽の這えた狼みたいな獣に声をかければ、ﾛﾝﾛﾝと竪琴に似た音がかえってくる

『翔ぶ！羽！還ってきた！』

琥珀は悠然と空の上で翼をはためかせながら、笑っているようでした