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yt.
「ヤブぅ…」
あれっ？いのちゃんいつの間に起きたの？
彼の声に引き戻された僕は、慌ててそっちに意識を向けた。
「お前…俺に何か隠してないか？」
「隠すって…何を？」
はーいはーいっ！挙手っ。
隠してますよー、そりゃ思いきり隠してます！
「おれがお前に何を隠すの？」
「それは」
「ねぇ…やぶぅ…」
あ、これはダメだ。
いのちゃんの騙し声。これが出るとねー。
「こ、ら…よせ、ィノオ」
「ねぇもっと…」
コータ、勝った試しないのよ(溜め息)。
それにしてもチョロすぎコータ。毎度これで誤魔化されてるってのに。
そうだよ、明らかにいのちゃんおかしいのに全くもうっ。
あのねっ。
いのちゃんの手が冷たいのっ
元々少しひんやりしてるんだけど、ここのところ本当に冷たくて。
リョースケの作る美味しそうな焼き菓子にも、殆ど手を付けてなかったり。
僕に見える範囲だけでも、変だなって…。
「来い、イノオ」
「欲しくなった？」
「ああ。そしてお前はすぐにでも受け入れられる…そうだろう？」
「ぁ、…ひゃあんっ」
ちょっと。
人(じゃないけど)が考え事してるのに…ってあれあれ？
「待って、まってヤブっ…」
「待たない。少しでも多く…」
珍しい。コータが焦ってる？
で、いのちゃんが戸惑ってる？
少しでも多く…何だろ？
やりたい…とか？
………コータ下品。
「ぁあっ…お願ぃ…やさしくっ…」
「無理だ」
待って…違う。
何時もみたいにからかうような声音じゃない。
どうしたのコータ。そんなに乱暴にしたらいのちゃんが壊れちゃう。
嬉しいとか楽しい色じゃなくて、哀しみに囚われてるよ？コータ本当に気付かないの…？
�爛疋�ンッ！��
(っ…？！またっ？)
『よせ！』
『止めないで！！』
『馬鹿！お前を失ったら俺は！』
「ヤブぅっ…ぁああ！」
一際高い悲鳴にハッとした。
今のは…この二人の声？
意識を戻せば、起き上がってるいのちゃんの身体が、容赦なく弾んでるとこだった。
これ好きだなぁコータってば。
気分は糸目で総ツッコミなんだけど、それよりも。
声と一緒に浮かんだのは、荒れた大地。
青銀の長い髪を風に散らした人が、コータに腕を掴まれていた…。
ぇ、待って。あれはもしや。
髪の色が違うけど…あれは
…………………いのちゃん？
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夏夢(プロフ) - ましろさん» ユウトくん復活しました✨ここから怒涛の展開に…持っていけるか作者の腕次第…(イヤすぎるハードル😂)がんばりますー✊ (4月19日 12時) (
レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 黄色いうさぎさん» こんにちは😃ありがとうございます😊この先彼らの運命がどうなるのか、頑張って書いていきますのでどうか最後まで見届けてやってくださいませ✨🙏 (4月19日 12時) (レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 一気にお話が動きましたねー！まだまだ謎いっぱいですが、頼もしい仲間が勢揃いでわくわくしながら続きを待ってますー😆✨ (4月19日 8時) (レス) @page37 id: f14529ed1c (このIDを非表示/違反報告)
黄色いうさぎ(プロフ) - こんばんわ、更新ありがとうございました🙇早速読ませて頂きました。黄色さん探しに行けるかな？けど青さんはどうなるの？？ワクワクしながらゆっくりと続きを楽しみにしてます。 (4月18日 22時) (レス) @page37 id: ef1652ec47 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - けーままさん» けーままさん一気読みお疲れさまでした🙂ありがとうございます😊早めに更新がんばりまーす😅✊ (4月11日 22時) (レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏夢
| 作成日時：2016年9月26日 8時
