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yt.
可愛いヒカルくん。
幼かったあの頃。
綺麗になったヒカル様。
ずっとお側に…。
...
あれは。
騎士としてお仕えするようになり、初めての任務でのことだった。
南の地を視察中、魔物が襲ってきた。
ヒカル様を守るのは騎士団の中でも選りすぐりの精鋭達で、俺みたいな下っ端は専ら雑魚を片付けるばかり。
その時のことは所々曖昧だった。魔物は恐らく、ヒカル様の近くまで来ていたんだろう。
騎士団長を始めとする彼らは、そいつらを凪ぎ払うのに神経を集中させていたと思う。
雑魚を叩き斬り、ヒカル様がいる方向へ目を向けたその時飛び込んできたのは。
『ヒカルさまっ！！』
精鋭達の一瞬の隙を突き、妖魔の持つ刃が正に彼へ襲いかかろうとしていた所だった。
『ユートっ！！』
降りかかる飛沫。
焼け付くような痛みが身体の何処かに走った。
構ってる暇はない。ヒカル様をお守りするのが我らの役目。
この方の髪一本、爪の欠片さえ、お前達にくれてやるわけには行かない！
……そうして無我夢中でいたら。
いつの間にか俺にしがみ付いてたヒカル様は盛大に泣いてらっしゃるし、剣を鞘に収めないまま、団長達はあらぬ方向を見ているし…。
ヒカル様の御召し物が、赤く染まっていて慌てた。
もしや怪我でもなさった？！
『怪我をしたのはオメーだボケ』
団長に叩かれて、漸く痛みが振り返した。
ヒーヒー喚くと、より叩こうと迫ってくる団長、必死に躱わす俺。
最初こそ驚いてたヒカル様もやがて笑顔を見せて下さって。
場を脅かす大怪我ではないことを知らせ、緊迫した空気がほどけていって、やがて安堵の笑いに包まれる。
団長の気遣いに黙礼した。こういうところ尊敬するなぁ。
まぁ…ケガしたのに変わりはなかったし？団長の拳もマジ痛かったけど。
ヒカル様が俺の為に泣いて下さるなんて。
俺の中で、幼い頃からの気持ちに漸く名前が付いたのがこの時だった。
それは、ヒカル様を好きということ。
無邪気に遊んでいられたあの頃とは違う。
ヒカル様はこの世界を統べる御方。
俺はまだ一介の騎士に過ぎないけれど、必ずお側付きになり守り抜く。
そう誓った。
誓ったんだ。
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夏夢(プロフ) - ましろさん» ユウトくん復活しました✨ここから怒涛の展開に…持っていけるか作者の腕次第…(イヤすぎるハードル😂)がんばりますー✊ (4月19日 12時) (
レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 黄色いうさぎさん» こんにちは😃ありがとうございます😊この先彼らの運命がどうなるのか、頑張って書いていきますのでどうか最後まで見届けてやってくださいませ✨🙏 (4月19日 12時) (レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 一気にお話が動きましたねー！まだまだ謎いっぱいですが、頼もしい仲間が勢揃いでわくわくしながら続きを待ってますー😆✨ (4月19日 8時) (レス) @page37 id: f14529ed1c (このIDを非表示/違反報告)
黄色いうさぎ(プロフ) - こんばんわ、更新ありがとうございました🙇早速読ませて頂きました。黄色さん探しに行けるかな？けど青さんはどうなるの？？ワクワクしながらゆっくりと続きを楽しみにしてます。 (4月18日 22時) (レス) @page37 id: ef1652ec47 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - けーままさん» けーままさん一気読みお疲れさまでした🙂ありがとうございます😊早めに更新がんばりまーす😅✊ (4月11日 22時) (レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏夢
| 作成日時：2016年9月26日 8時
