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yb.

「高木さん。貴方は気付いてらっしゃったのね」

いきなり何の話だ?

「ええ。勝手ながら調べさせて頂きました。ただそこまで深くは」

「調べてたって…何を?」

「んー、伊野尾家の代々の職業関係?」

「ふぅん…?」

(あ、そうだ)

「薮くん?」

家系図をよーく見直した。ない…よな。

「あの、話は変わるんですけど」

唐突に話題を変えてしまったが、気分を害する様子のない葉月さんに言い募る。

「『こうたろう』という名前に心当たりありませんか」

「こうたろう?」

と首を傾げる葉月さん。…これも遺伝かな。よく似てら。

「にやけてんなよ薮」

「いってーな」

小突かれて光を見れば、真面目なカオで呆れてるのか判った。
すいませんね、全部伊野尾に変換してますが何か?

「すいません、えっと」

いっそ生温く見守ってる葉月さんに向き直った。

「計様…が、探して欲しいと言ってるらしいんです。その、『こうたろう』っていう人は多分、部下というか…」

「こうたろう…はて」

呟きと共に立ち上がった彼女は、箪笥の脇にある扉に手を掛ける。
外開きの(それ)が開いた。

真ん中で仕切られてる中は奥行きもあり、細々ときれいに整理されている。下段に嵌め込んである小箪笥の引戸から、彼女は紙束を取り出した。

「これも複製だけれど、我が家の歴史が綴られているの」

パソコンで管理もしているが、自分はもう機械はついていけないと笑う。

「私達に近い時代の資料を手元に保管しているのだけど…計様は…この辺りかしら」

開いて俺たちの方に向けられたのを覗き込み…。「んぇっ?」

「げげっ」

「よ、読めるわけが…」

三人で後ずさる。いや無理でしょ!
蔵で見た達筆過ぎるくずし字まんまじゃん!

「楽しいわねぇ貴方たち」

あくまでも上品に笑い転げる葉月さんを半目で眺めてると、後ろに付いてる現代文のページを見せてくれた。

「はい、こちらね」

伊野尾の中身はこの人似だ。
ぜっったいそうだっ。

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夏夢(プロフ) - 黄色いうさぎさん» こちらこそいつもありがとうございます😊そうですね、紫さん他の3人よりちょっぴり大人です。次章もぜひ遊びに来てくださいね〜☺️ (1月12日 21時) (レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
黄色いうさぎ(プロフ) - 更新ありがとうございます。紫さんが色々と紳士的な対応でいいなって思っております。この先現実世界で何が起きるのか楽しみです😊 (1月12日 19時) (レス) @page49 id: ef1652ec47 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ましろさん» 可愛い黄色さん💛お持ち帰り案件ですよねっ🤭さて、現実世界でなにが起こるんでしょうか😅次章をお楽しみに〜😊💕 (1月12日 8時) (レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 泣き上戸な黄色さん可愛すぎです🤣どうにも『さわり』が気になるところですが😁平和の戻ったふたりのこれからのお話も楽しみです〜✨ (1月11日 21時) (レス) @page50 id: f14529ed1c (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 黄色いうさぎさん» 計さまったらさらっと謎を残して逝かれましたねぇ😅ぇええ、そんな嬉しいことをありがとうございます😆書けたらいいなぁ😊💕 (12月22日 21時) (レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏夢 | 作成日時:2023年7月23日 22時

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