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yb.
甘い夜も束の間、何せ
最終的に実家ツアー参加は、伊野尾、俺、光と高木の四人になった。
びっくりしたのが、確定とほぼ同タイミングでチケット一式が届いたこと。
伊野尾本人は「ばーちゃん昔から勘がいいから」で済ませてたけど、そーゆー問題か？
仕事の合間を縫って光と高木を引き合わせ、その時伊野尾とも会わせる。
諸々バレてるから、最初こそぎこちなかった伊野尾も、高木の柔らかい雰囲気に段々力が抜けていって、光と胸を撫で下ろしてた。
「ちょっと話していいかな？」
個室のある例の店で、お腹がそこそこ満たされた頃、場の空気を変えるように高木が口火を切った。
俺らの視線を浴び、頷いた高木は雰囲気が違う。背筋伸びますけどっ。
「…伊野尾くん」
「はっ、はいっ」
「伊野尾くんのお家…なんだけど」
何を言われるか身構えた伊野尾に、高木は天気の話をするような軽さで口にした。
「元々京都に在った家系だったみたい。家に記録が残ってた」
「へ、へぇっ？」
「京都ぉ？」
「ぅわ…」
最後の光に、高木も苦笑してる。何だ？
何かあるのか？
「よりによって京都…」
「でも却って合点がいったよ」
判りあってんなぁ…関係者二人。
「どういう、こと」
「あ、ごめんね伊野尾くん。んーと…『伊野尾』って名字、珍しいよね？」
頷く俺らに頷き返し、歴史上の京都がどういう見方をされているか簡単に説明される。
ああ、その下りなら俺も聞きかじったことがあるわ。
「おれも何となく…でも…それがウチとは限らないんじゃ…」
「多分だけど、京の都を離れた先祖が落ち着いた先が、今の伊野尾くんの実家なんだと思う」
「すごいね高木さん、そんなの判っちゃうんだ」
「俺も実家に聞いたんだけどね。珍しい名字な分、そういう観点で見ると探しやすいって言うか」
横の伊野尾は、何とも言えない表情を崩さず話を聞いてる。
「で…これから話すことが、伊野尾くんのご先祖は京都説、の根拠にも繋がることなんだ」
高木はそう前置きし、伊野尾を見る。
「伊野尾の家は、何代かに一人、特殊な力を持った子が産まれてた」
「特殊？」三人の声が被る。
うん、と頷いた高木の口から出た言葉は、俺たちを困惑の迷路に放り込んだ。
「その子らは、『白の子供』と言われていたらしい」
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夏夢(プロフ) - 黄色いうさぎさん» こちらこそいつもありがとうございます😊そうですね、紫さん他の3人よりちょっぴり大人です。次章もぜひ遊びに来てくださいね〜☺️ (1月12日 21時) (
レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
黄色いうさぎ(プロフ) - 更新ありがとうございます。紫さんが色々と紳士的な対応でいいなって思っております。この先現実世界で何が起きるのか楽しみです😊 (1月12日 19時) (レス) @page49 id: ef1652ec47 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ましろさん» 可愛い黄色さん💛お持ち帰り案件ですよねっ🤭さて、現実世界でなにが起こるんでしょうか😅次章をお楽しみに〜😊💕 (1月12日 8時) (レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 泣き上戸な黄色さん可愛すぎです🤣どうにも『さわり』が気になるところですが😁平和の戻ったふたりのこれからのお話も楽しみです〜✨ (1月11日 21時) (レス) @page50 id: f14529ed1c (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 黄色いうさぎさん» 計さまったらさらっと謎を残して逝かれましたねぇ😅ぇええ、そんな嬉しいことをありがとうございます😆書けたらいいなぁ😊💕 (12月22日 21時) (レス) id: 5f3d433f1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏夢
| 作成日時：2023年7月23日 22時
