Dekigokoro・別館５

しょーもないオハナシ(ALL) ページ14

※某ラジオ後のお写真ネタ。
※ytym・ybinがCP。

cn.

「だから、あんな無防備なの上げるなって」

「別にいーじゃん、おれのページだろ」

「そういう問題じゃなくてだな」





「何あれ？」

取材と撮影が入ってたある日、着いた早々バカップルのやり取りに気を取られた。

「ほらこないだのWeb」

ヒカに言われて、つと頭を巡らせる。

「ラジオ終わりのさ」

「…ああ！」

有料サイトにUPされてたいのちゃんの写真ね。それで何で宏太がああなの？

「判らなくもないかなぁ、俺は」

「へぇ？そうなの？」

すっかり綺麗なおねーさん的な雄也が、柔らかく笑って首を傾げる。

「多分薮くんには裸と同じくらいなんだよ」

えー。ワケわかんない。てか、あーゆーいのちゃん自体は珍しくないでしょ。勿論写真は保存済みだけど。

「もー、うぜぇよやぶっ。ちねーんっおはよっ！」

「こら待て、話終わってねーぞっ」

数歩の距離を鼻息荒くやって来たいのちゃんが僕をぎゅっとする。

「おはよ。なに、あの写真？」

一応振ると、メイク済みの綺麗可愛い顔で「そう！」と唇を曲げる。

「ひげとか見せんなってさぁ！アイツ意味判んなくね？」

改めて聞く理由に、心からの溜め息を堪えた僕はえらいよ。

つまり。


すっぴんで髪ボサボサで、ヒゲもうっすら…ないのちゃんが、無防備過ぎていかん、と。

いやいやいや。

どんだけ盲目。

どんだけ惚気？

なに、宏太的に『そんなの俺だけ知ってりゃいい』なの？
あのさ、ライブの時とか、今は出来なくなってたけど、泊まりロケとかね？
メンバー全員、お互いのヒゲヅラなんか飽きるほど見てるでしょ！

「なのに何を今更…」

「違うぞ侑李、俺が言いたいのはなっ」

「何がどう違うのさ、って待っていのちゃん！」

「あとよろしくっ」

「もう！逃げちゃったじゃん！」

宏太が僕に詰め寄ってくるから、すり抜けたいのちゃんはヒカ達の方へ行っちゃう。

「俺のせい？！」

「以外何があるの！」

いのちゃんは僕の癒しアイテムなのに！言っとくけど、眉毛ハの字にしても宏太は可愛くないからねっ！

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