私の家のシャンプーさん【赤葦京治】

シャンプーさん３ ページ5

A)……

食卓がいきなり静かになった

私は自分でも顔が真っ青になったのはわかった

怖いのは本当にだめ…

隣の席の研磨の服をギュッと握った

孤爪)……影山、今はそn

リエ)なんすっかそれ!!

及川)ちょっと興味あるかも〜

あぁぁぁ〜!!リエと徹のバカァァァ

影山)俺もそんなに知りませんけど…シャンプーしてる時って目瞑るじゃないですか、そしたら頭で考えてる事に集中するんですよ
それでシャンプーしてる時に｢だるまさんが転んだ｣と思っても考えてもいけないんですよ

飛雄くんの話を聞きたくない

けど怖いからこそ聞いてしまう

影山)もし思ったり考えたら…背中をピトッと触られるんですよ

孤爪)影山、ストップ

リエ)いいところだったのに〜研磨さんなんで止めるんですか!

孤爪)Aが泡はいてるから

影山)あ…Aが怖いの無理って忘れてた…


私は一日中だるまさんが転んだしか考えられませんでした



.




A)ただいま〜……

影山)おかえりなさい、顔色悪いな

A)誰のせいだと思ってるの!?

影山)あー…悪かった

A)たく、ほかの人達は？

影山)孤爪さんは部屋でリエーフと及川さんはまだ

A)んー、そう。ご飯〜…

影山)カレーでいいですか？

A)何でもいいからー、疲れた…

仕事で疲れるもあるけど飛雄くんのせいで更に疲れた

今日お風呂入るのやだなぁ…

でも入らないと

A)先お風呂入ってくるね

影山)あぁ、じゃああがったら晩飯だからな

A)んー

あの話を聞いてからのお風呂は恐怖にしかない

やだ、行きたくない

角を曲がってまっすぐ行ったところにあるお風呂

ドアをあけて閉めて

服をたたむ

このシェアハウス意外とお風呂のルールが厳しい

徹が言うには私の風呂を誰かがー、とか言ってた

見られたら平手打ちするから問題はないけど

そのルールは有難いと思った

ガラッと開け

シャワーでお湯に当たる

怖くない怖くない、大丈夫。所詮嘘だし

ひたすら暗示しかできなかった

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